草原の歴史

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2005.1.23
5月。せせらぎ牧場が開設以来はじめての種付けの季節がやってきました。
繁殖牝馬は4月中に若い牝馬を購入しています。
後は種牡馬を選ぶだけなのですが・・・

実は、今回はミスターシービーの子孫を繁栄させたいと思っているのですが、
彼はシンジケートを組まれているので自由に種付けできないのです。
そこで、まずはノミネーションセールに行ってみる事にしました。

セリに出されている株の一覧を見ると、ミスターシービーの株も売りに出されています。
しかも余勢株だけでなく本株も売られています。
これから毎年ミスターシービーをつけるつもりなので、
少々値段が高いですがここは本株を手に入れるべきでしょう。

こうして種付け株も手に入れたのでさっそく種付けを行う事にしました。
今回は配合の総合評価や、各配合理論の効果、危険度まで表示されるみたいです。

ミスターシービーとの配合の総合評価はDとあまり高くなさそうでした。
でも牧場長の判断では「ちょっとした爆発力を秘めてそう」とのことなので
ちょっとした爆発に期待してこのまま種付けする事にしました。

さて、来年どんな幼駒が生まれてくるのかとても楽しみです。
いい子が生まれますように。(牡馬で)

2005.1.24
せせらぎ牧場ではじめての種付けが行われてから1年がたちました。
そして4月。待望の幼駒が誕生しました。

ミスターシービー産駒の牡馬です。
この子から、せせらぎ牧場の歴史が少しづつ積み重ねられていくんですね。
いったいどのような歴史がつむがれていくのかとても楽しみです。

まず、せせらぎ牧場が目標としているのはミスターシービーの子孫の繁栄です。
この子やこれから生まれてくるミスターシービー産駒の牡馬達が種牡馬入り出来るように、
オーナーブリーダーとして頑張って行こうと思います。

2005.1.26
出産の時期が終わるとすぐ種付けの季節になります。
昨年、せせらぎ牧場に繁殖牝馬は1頭しかいませんでしたが、
今年はさらに3頭多くなり4頭に種付けする事になります。

増えた繁殖牝馬の内訳は、次の通りです。
昨年のセリで調教師お勧めの牝馬を1頭購入。
年末、海外から輸入されてきた中で牧場長がべた褒めだった牝馬を1頭購入。
最後に、今回の馬主生活に初GTをもたらしてくれた牝馬が引退し繁殖入り。

ただ、繁殖牝馬が増えたと言っても、ミスターシービーが種付けできるのはたったの1頭。
これではあまり意味がありません。
そこで今年もノミネーションセールに参加する事にしました。

購入したのは、ミスターシービーの本株を1つと余勢株を1つ。
これで今年は3頭牝馬にミスターシービーの種付けを行うことが出来ます。

それぞれの牝馬にミスターシービーをつけた時に評価を見ると、

オークス馬の評価がB。
昨年セリで購入した牝馬がC。
海外からの輸入時に購入した牝馬がC。
昨年つけた牝馬がD。

と言う結果でした。
なので評価が高い3頭にミスターシービーが種付けを行う事にしました。
いい産駒を生まれてくれることを期待しています。

残りの一頭にはトニービンをつける事にしました。

2005.1.28
翌年も無事に3頭ミスターシービー産駒の牡馬が生まれました。
あと、セリでもミスターシービー産駒の牡馬を購入し、
この世代は4頭の後継者候補を所有する事になりました。

この中から無事に種牡馬入りしてくれる子が出てきてくれるといいのですが、
とにかくデビューが楽しみですね。

来年には、初のせせらぎ牧場生まれの子がデビューします。
この子達の活躍がとても楽しみです。

ところでミスターシービーっていつまで種牡馬でいてくれるのでしょうか?
年末の種牡馬引退の報告をみていると結構若い年齢で引退する種牡馬も
いるので毎年ハラハラしながら見ています。

出来るだけ長い種牡馬生活をしてくれるとよいのですけど。

2005.1.29
そして年末。
とうとう、せせらぎ牧場から始めての幼駒が競走馬として登録を行いました。

ミスターシービー産駒の牡馬です。
名前は期待を込めて「ホープシービー」と名づけました。

来年、この子のデビューと共にせせらぎ牧場も
競馬界にデビューを果たすことになります。
どのような歴史を積み上げていくのかわかりませんが、彼らと一緒に
精一杯頑張って行きたいですね。

2005.1.30
11月。
ついにホープシービーとせせらぎ牧場のデビューの日を向かえました。

いや〜ここまで来るのに随分と時間がたってしまいました。
でも、その分このレースにかける思いは特別なものがあります。
せせらぎ牧場の歴史がこのレースから始まるんですからね。

もちろんホープシービーには勝って欲しいですが、
勝ち負けよりも印象に残るレースをしてもらいたいものです。

彼の前評判は2番人気でした。
かなり舞い上がった馬主の前でどんな走りを見せてくれるのでしょうか?

スタート後、ホープシービーは中段よりやや後ろにつけました。
そして最終コーナーから最後の直線に入るところでスパートをかけます。
そしてゴール前、一番人気の馬と息の詰まるような競り合いのなか
ゴールを駆け抜けて行きました。

祈るように写真判定の画面を見るとわずかにホープシービーが先着していました。
初レースでの初勝利。チョット出来すぎのような感じもしますが、
非常に嬉しいです。牧場長も一緒に喜んでくれ、
これからもいっそう頑張りましょうとお祝いの言葉をくれました。

今日はホープシービーのおかげで、
馬主の望みどうり印象に残る日となりました。
これからの彼の活躍も非常に楽しみですね。

2005.1.31
年末。
ホープシービーに続くせせらぎ牧場生まれの
ミスターシービー産駒を競走馬として登録していると、
非常にショックなニュースが入ってきました。

「ミスターシービーの種牡馬引退」

ついに恐れていたことが現実となってしまいました。
これで彼の産駒は来年の春に生まれて来る子達が最後になります。
この中から彼の後継者は出てくれるのでしょうか?

彼の子供たちを信じてはいますが、
後が無くなってしまいましたね。

それと・・・
高いお金を出して購入した彼の種付け株が3つ手元にあります・・・
(昨年も購入しました・・・)

こんなにすぐにいなくなるのだったら余勢株にしておくべきでした(泣)

2005.2.1
デビュー戦で初勝利をあげたホープシービーですが、
2戦目は惜しくも2着に敗れてしまいました。

しかし短期放牧明けの3戦目はダート1800を走り、
(彼は芝もダートもOKなんです。)
見事に2勝目をあげ、早くも条件戦を卒業してくれました。

そうなると次はクラシック戦線に名乗りをあげる番ですよね。
まずは皐月賞の前哨戦です。
あまり強敵がいなさそうなレースを探して(結構弱気)
毎日杯(GV)に登録する事にしました。

さて今回はせせらぎ牧場初の重賞という事になりますが、どうなるでしょうか?
ホープシービーの前評判は3番人気となっています。
さすがに重賞の壁は高いのかもしれませんね。
でも新馬戦でも2番人気で勝ちましたし、レースは走ってみなければ
わからないところもあります。期待して見守る事にしましょう。

スタート後、いつもどうりにやや後方につけるホープシービー。
そして3コーナーから4コーナーにかけて徐々に前との差を詰めて行きます。

しかしさすが重賞レースですね、条件戦の時のように一気に先頭に詰寄ってはいけません。
それでもジリジリと詰めていきますがゴールまでに捕らえるのは難しそうです。

やはり重賞勝ちは無理かと思ったゴール前。
突然先頭を走ってた馬が失速し、そこにホープシービーが猛然と襲いかかってゴール。
新馬戦の時と同じように写真判定となりました。

あの時はなんとか勝っていました。今回も同じであって欲しい。
馬主の必死の思いが通じたのか、またもホープシービーがわずかに先着していました。
これで、せせらぎ牧場も初重賞制覇を成し遂げました。

なんか非常に順調に行き過ぎて怖いくらいですが、
牧場長も喜んでくれているし、ここは素直に喜びたいと思います。

2005.2.2
重賞初制覇に興奮状態のせせらぎ牧場ですが、
ここは少し冷静になって、同世代の戦力分析をしてみましょう。
はたして、ホープシービーにクラシックを制することが可能でしょうか?

彼と同世代の実在馬にはだれがいるのか確認してみると・・・

バブルガムフェロー、フサイチコンコルド、
イシノサンデー、ダンスインザダーク

・・・無理です。
到底うちのホープシービーに勝ち目があるとは思えません。
でも、このままではホープシービーの種牡馬入りもかないません。
彼らにかち合わずにGTを勝つには、どうしたらいいのでしょう?
何かいい方法がないものでしょうか?

ありました!!ダートです。

ここはクラシック戦線は捨てましょう。
どうせ勝つ見込みのないレースに出続けても種牡馬入りは出来ません。
(今はミスターシービー産駒の種牡馬入りが最優先です!!)
それなら、強力な実在馬が存在しない(と思われる)
ダートGTに挑戦した方が、勝利の可能性が高いはず。

そこで、これからのホープシービーの目標は、
3歳ダートGTである、7月のジャパンダートダービーと
9月のダービーグランプリにする事にしました。

もしここで良い結果がでれば11月のジャパンCダートに挑戦してもいいかもしれません。
(あまり夢ばかり見ても仕方がないですが・・・)

2005.2.3
種牡馬入りのため、レース選びを慎重に行っているホープシービーですが、
まずは皐月賞を回避して青葉賞(GU)に出走しました。

ここでの目的は本賞金の獲得です。
有力馬達は、皐月賞→ダービー、もしくはNHKマイルと進むため
強力な相手が出てこない(と思う)GUです。
ここで1着(もしくは2着)になって少しでも本賞金を加算しておきたいんです。
なぜなら目的のレース(GT)で除外になりたくないですからね。

さて前評判ですが、ホープシービーが1番人気におされていました。
予想どうり強い相手がいなかったのでしょう。
しかし、レースではゴール前での叩きあいにわずかに敗れて2着になってしまいました。

目的だった本賞金の加算は、なんとか出来たのでここは良しとしましょう。
これで目的のレースへの出走は問題ないでしょうしね。
ホープシービーはこの後、短期放牧に出した後、
7月のジャパンダートダービーに向けて調整をしていく予定です。

いよいよ次走、種牡馬入りをかけた大一番のレースです。
ドキドキしますね〜。

2005.2.4
せせらぎ牧場でも、無事に種付け作業が終了した7月。
遂に、GTに初挑戦する日がやって来ました。
ジャパンダートダービーです。

出走するのは、種牡馬入りを目指して奮闘するホープシービーです。
彼はせせらぎ牧場が生産した初めての馬なので当然なんですが、
これまで、初出走、初重賞挑戦とはじめての事にチャレンジを続けてきました。
そして、それらのレースにすべて僅差ながら勝利を収めてきました。

そして今回の初GT挑戦。ここでも勝利をもぎ取って、
種牡馬入りへの扉をこじ開けたいものです。

そもそも、このレースを目標としたのは強力な実在馬達を
避けるためだったのですが、どうやら狙いが的中したようで、
なんとホープシービーが1番人気になっているではないですか!!
体調も万全だし、かなり期待が出来そうな感じです。

さてレースですがスタート後、ホープシービーはいつもよりも
さらに後ろに位置しました。
そして3コーナーからジリジリと前との差を詰めて行き、
最後の直線に入った辺りで先頭との差は約6馬身。

しかしここから、父親譲りの素晴らしい追い込みを披露してくれ、
一気に先頭に食いついて行きます。
そして最後はいつもどうりの激しい叩きあいを演じてゴール。
またも写真判定となりました。

しかし今回ははっきりホープシービーの先着が見えていました。
確定するまでのわずかな時間は、固まっていたのですが、
ビジョンに写真判定の結果が表示されたところで、喜びが爆発しました。
牧場長もさすがに興奮しています。
何と言っても初GT制覇です。興奮しないわけがありません。

ホープシービーは期待以上の実力を持っているのかもしれませんね。
それに初めてのレースに強いです。
(いつも写真判定ですが(笑))

これで、かれも遂に念願のGT馬に仲間入りしたわけですが、
種牡馬入りを確実にするためには今後も油断は出来ません。
地方GT1勝だけで安心するわけにいきませんからね。
とりあえずは9月のダービーグランプリでGT2勝目を狙いましょう。

それにしても、今日は興奮してしまいました。。。

2005.2.7
GT制覇を成し遂げて、勢いに乗るホープシービーですが、
ほんとに勢いが止まりません。

ジャパンダートダービー後、古馬混合の重賞に出走しました。
ここでは惜しくも古馬の前に敗れてしまったのですが、
その次は再び目標であるGTに挑戦しました。
ダービーグランプリです。

ここでもホープシービーは1番人気に押され(当然ですね)
そしてレース運びも万全でした。
何と後続に3馬身以上引き離しての圧勝劇を演じてくれたのです。

いや〜これはだいぶ強くなったんじゃないですか?
これならほんとに中央のジャパンカップダートに挑戦しても面白いかもしれません。

そんなわけで、次走は中央GTに挑戦する事にしました。
ホープシービー陣営もだいぶ強気になってきたものです。
せせらぎ牧場にとって中央GTは初挑戦となりますが、はたして・・・?

2005.2.8
GT2連勝と勢いが止まらないホープシービーですが、
今度はジャパンカップダートに挑戦します。

今回は初の古馬とのGT戦であり、初の海外交流戦のGTです。
同じGTとはいえ地方でさらに3歳限定のGTとはやはり格が違いますよね。

出走馬を確認してみると、やはり世界のGTで活躍してきた馬がずらりと揃っています。
一方、日本からも同世代のイシノサンデーが参戦していました。
同世代の実在馬達との対決は、うちが避けていたため、これも初めてですね。

これまで初めてのレースには全て勝利してきたホープシービーですが、
さすがに今回は無理でした。
最後の直線で必死に頑張ったのですが、
先頭に詰寄ることも出来ずに9着に敗れてしまいました。

さすがに中央のそれも海外交流戦のGTは荷が重過ぎましたね。
当分は、地方GT戦で頑張って行こうと思います。

ちなみに勝ち馬はイシノサンデーでした。
やっぱり強いですね〜。

2005.2.12
12月、せせらぎ牧場からホープシービーに続く
期待のミスターシービー産駒がデビューしました。

彼の名前は、プラズマシービー。
1番人気に押されたデビュー戦で、余裕の走りで勝利を収めてくれました。

彼は幼駒の頃から周りから注目されていて、
牧場長が「大物の雰囲気がありますね」と将来を期待していた馬なのですが、
もう一つ、私には彼に対する特別な思いいれがあるのです。

彼の母親は、私がまだせせらぎ牧場を開設していない頃、
私に初めてのGT勝利をプレゼントしてくれたあのオークス馬なのです。
そのオークス馬の初子となるプラズマシービーには、
ぜひ頑張ってもらって種牡馬入りを果たしてもらいたいと思っています。

ただ彼はホープシービーと違ってダート適性がないんですよね。
なのでホープシービーと同じ作戦はとれないんです。
幸い、同世代の実在馬は昨年ほど強力ではなさそうなので、
望みは捨てていないですけどね。

彼のこれからの活躍がとっても楽しみなのでした。

2005.2.14
オークス馬の息子として期待されているプラズマシービー。

デビュー戦を勝利した後、500万下、毎日杯(GV)と立て続けに勝利をおさめ、
デビューから負けなしの3連勝を飾りました。
そして次はいよいよGT、クラシック挑戦です。

まずは皐月賞です。
何といってもプラズマシービーは負けなしの3連勝馬ですからね。
内心、けっこう期待してしまっています。

さて、前評判ですが・・・なんと11番人気。
何かの間違いではないでしょうか?こっちは負けなしなんですよ?
チョット信じたくない数字ですが、これが妥当なのかどうかはレースをみればわかるはず。

何かの間違いであって欲しい。そう祈りながらレースを観戦しましたが、
結果は12着と惨敗。非常にショックを受けました。
こんなに差があるんですか?これでは種牡馬入りはかなり難しそうです。

ただ彼の距離適正は3200Mまであります。
長距離になれば適性のあるライバル達の数が減るはずなのでチャンスはあるかもしれません。
秋の菊花賞に望みをかけましょう。

ちなみに、万が一が起こってくれる事を願って出走した日本ダービーは、
5番人気の7着でした。

2005.2.17
秋。種牡馬入りを目指して頑張るプラズマシービーは、
菊花賞へのステップとしてセントライト記念(GU)に出走しました。

彼の前評判は何と一番人気。
もしかして秋を向かえて本格化してきたのかもしれないですね。
菊花賞に向けて明るい材料ができました。

ここを勝利で通過して、本番の菊花賞に向かいたいところ・・・
・・・
だったんですが、結果は4着。
内容もあまりいいところがありませんでした。

菊花賞を前にしていきなり暗くなってしまいました。
今までの成績を考えると、彼にGTの壁は非常に高いものに感じてしまいます。

有一の望みがあるとしたら3000Mという距離だけでしょう。
3歳世代には初めてとなるこの長い距離。
この長さに適応できる競走馬が少ない事にかけるしかありません。

もちろん厳しいとは思いますが、わずかな可能性にかけて、
菊花賞に向かいたいと思います。

2005.2.20
菊花賞。
2400M以下のレースでは、実在馬達に太刀打ち出来なかったプラズマシービーが
種牡馬入りの可能性を占う最後のレースと言っていいでしょう。
この距離でも惨敗するようであれば、彼の種牡馬入りの可能性は、
限りなくゼロに近くなってしまいます。

背水の陣で望むプラズマシービーですが、彼の人気は3番人気と
過去のクラシック戦で最高の評価を受けました。
やはり距離適正が影響しているのでしょうか?
これは結構期待できる材料なんじゃないですか?
でも、前走のセントライト記念の事もあるので、あまり浮かれるのは控えましょう。

さて一緒に出走するライバルとなる実在馬の顔ぶれですが、
ステイゴールド、メジロブライト、シルクジャスティス達が出走してきています。
(他にも実在馬がいるのかもしれないですが、あまり詳しくないので・・・)
彼らの長距離に対する適性はどうなんでしょう?

さてレースのほうですがスタート後、一頭の馬が派手な大逃げをうちました。
他馬達が一気に画面から消えていきます。
そんな中、いつもは後方でじっとしているはずのプラズマシービーが、
なぜか2番手につけてしまいました。これは一体どうしたというのでしょう。
大逃げを打った馬を除けば普通に逃げ馬の位置じゃないですか。

しかも向こう上面では、早くも先頭の馬に迫って行ってしまいました。
こんなところでスパートをかけたらゴールまで体力が持つはずがありません。
大事な一戦なのにかかってしまったのでしょうか?

馬主が絶望に打ちひしがれているのにかまわず、
プラズマシービーはあっさり先頭に立ち今度は単独一番手として
気持ちよさそうに走っています。
きっと追いつかれたらアウトでしょうね・・・

そして馬主の不安が現実のものになる瞬間が近づいてきました。
3コーナー辺りで、後続馬が姿を見せると一気に差を詰めてきます。
そして4コーナー、とうとう捕まり、並ぶまもなく抜き去られました。

ここまでか・・・

後はズルズルと後退するだけだと思ったのですが・・・
なんと最後の直線、2番手のまま結構粘っています。
もしかしたらこのまま2着でゴールできるかもしれません。
もし2着という結果を残せるのなら今後の長距離GTで勝利する可能性も残りそうですよね。

プラズマシービーが失速しないよう祈るように見ていると、
彼は失速するどころか、2の脚を使って前を走っていた馬を一気に抜き去ってしまいました。
気が付くと後から迫ってくる馬は1頭もいません。独走状態です。

ゴール前、やっと迫ってくる馬がいましたが遅すぎます。
プラズマシービーが4馬身もの差をつけて圧勝してしまいました。

なんか気持ちの整理がなかなか付きません。
今日のレースはみていて期待と不安、天国と地獄をかなり往復したような
感じだったので非常に疲れました。

たぶんもう少し落ち着けば歓喜もこみ上げて来るでしょう。
やっとプラズマシービーがその実力を開花させたのです。嬉しくないはずがありません。
でも、やっぱり今日は非常に疲れる一日でした。

2005.2.24
プラズマシービーが劇的な勝利を飾った菊花賞の翌週。

せせらぎ牧場はある工事を発注しました。
種牡馬繁用施設です。

せせらぎ牧場は開設以来、ミスターシービーの後継者の育成を目標としてきましたが、
努力の甲斐あって2頭のりっぱな後継者候補が育ちました。

1頭目はせせらぎ牧場初となる生産馬ホープシービー。
今年こそあまり活躍できていませんが、昨年はGT2勝をあげる活躍をしてくれました。
(きっとピークが過ぎたので今年は活躍できなかったのでしょうね)

2頭目は先週、菊花賞馬となったプラズマシービー。
彼の母親は、私に初となるGT勝ちをプレゼントしてくれたオークス馬なので、
彼に対する思いいれはかなりのものでした。
菊花賞を制した事で、親子2代でクラシックを制覇した事になります。
父は三冠馬ですし、考えるとすごい血統の持ち主です。

きっと今年の年末にはホープシービーが種牡馬入りするはずなので、
種牡馬繁用施設の着工に踏み切りました。
資金的には少し苦しいですが、頑張ってくれた彼らのためなので、
少しくらい苦しくても気になりません。

来年以降、彼らの種付けが始まるはずです。
偉大なる父、ミスターシービーの血統を繁栄させるべく頑張って欲しいものです。

2005.3.3
年末、無事に種牡馬繁用施設が完成し、
新種牡馬となったホープシービーを迎える事ができました。
今後は繁殖生活を頑張って、せせらぎ牧場の看板種牡馬となってもらいたいものです。

ミスターシービーのもう一頭の後継者、プラズマシービーは現役続行する事になりました。
菊花賞馬としては今年の天皇賞(春)を目標に頑張りたいと思います。

そして年明け、せせらぎ牧場はさらに拡張工事を行う事にしました。
今度は、観光施設です。
うちには、現役馬に菊花賞馬のプラズマシービー。
種牡馬にはGT2勝したホープシービー。
また繁殖牝馬にもプラズマシービーの母であるオークス馬がいるのです。

けっこう注目をあびてもいい馬たちが揃っていると思うのです。
ここは観光施設を整えてファンサービスすることも大事ですよね。
というわけで工事を着工することにしました。

せせらぎ牧場が、たくさんの人でにぎわう牧場になるといいですね〜

2005.3.7
現役を続行したプラズマシービー。
目標としている天皇賞(春)に向けて、
今年は阪神大賞典(GU)からスタートしました。

昨年の菊花賞馬として、ここでみっともないレースは出来ません。
前評判も2番人気となかなか支持されています。
そしてレース。最後の直線でいい競り合いを見せたのですが、
マチカネフクキタルに先着されて2着でした。

でも今回はまだプラズマシービーの調子が上がりきっていない状態でした。
調子が万全の状態で勝負すれば逆転は可能なはずです。
この借りは本番で返したいですね。

2005.3.10
今年も種付けの時期になりました。

やはり気になるのはせせらぎ牧場の新種牡馬、
ホープシービーがどれくらい人気を集められるのでしょうか?

じつは、何と17頭の繁殖牝馬から種付依頼が舞い込みました。
予想では5頭ぐらいから依頼があればいいくらいで考えていたので、
非常に驚きました。

なんかホープシービーも種牡馬として未来が明るい感じがします。
数年後には、きっとプラズマシービーも種牡馬入りしてくれることでしょうし、
せせらぎ牧場の未来も明るい感じです。

でも、ミスターシービーの子孫の繁栄という目標がある以上、
よそからの依頼だけに頼るわけにも行きません。
せせらぎ牧場にいる繁殖牝馬達にも種付を行いました。

2005.3.18
プラズマシービーにとって今年最大の目標。天皇賞(春)がやってきました。

前哨戦では調子が回復しきっていなかったので、2着に敗れてしまいましたが、
今週は絶好調と、調教師も自信満々です。

さて他にはどんな馬が出走するのか確認すると、
ステイゴールド、メジロブライト、マチカネフクキタルと
同世代の実在馬達が中心のようです。

同世代の対決であれば、菊花賞馬が優勢のはずです。
人気でも、2番人気と高く評価されています。

国内最高峰のGTでプラズマシービーがどんな走りを見せてくれるのか、
ワクワクしながらレースを見ていたのですが・・・
去年、観衆を魅了したプラズマシービーの面影が全くなく、
見せ場もないままに10着に敗れてしまいました。

一体どうしたのでしょう?調子もよさそうだったのに・・・
まあ追い込み馬は、最後の差し脚が不発に終わる事も時々ありますし、
運が悪かったと言うことなのでしょうか?

少し納得いかないですが、結果は結果です。
悔やんでも仕方がないので、今後の巻き返しに期待する事にします。

2005.3.23
春になったので今年生まれた幼駒たちを見るために牧場めぐりをしていると、
ある一頭の牝馬が眼にとまりました。

☆テンシノキセキ

彼女は私が、実際に大好きな競争馬のうちの一頭なのです。
実は、WP7が過去からスタートする事を知らなかった頃は、
WP7では彼女の牝系を発展させたいな〜と考えていたのです。

もちろんその頃はテンシノキセキを繁殖牝馬として購入するつもりだったのですけど、
考えて見れば、今回は幼駒の頃から所有することも可能なんですよね。
しかも嬉しいことに、彼女は「赤いお守り」で入手可能なようです。

ホープシービー、プラズマシービーの活躍のおかげで赤いお守りは3つ持っています。
というわけで早速☆テンシノキセキを購入する事にしました。

ミスターシービーの子孫の繁栄という目標があるので、
彼女の牝系を伸ばすことにするかどうかわかりませんが、
彼女自身の競走馬生活は馬主としてしっかり応援して行きたいと思います。

実は、ひそかにヒシアマゾンを購入できないかな〜とか思っこともあったのですが、
彼女を所有するには「金のお守り」が必要みたいなのであきらめました。
☆テンシノキセキが赤いお守りでほんとによかったです。
(そのぶん弱いんでしょうけど・・・)

2005.4.1
その後、プラズマシービーはいくつかの重賞・GTに挑みましたが、
惨敗続きとなってしまいました。
騎手が言うには、「いい頃の勢いを感じない」そうです。

どうやらピークを過ぎてしまったようですね。
彼には今年限りで引退して種牡馬生活を送ってもらうことになりそうです。

しかし、こうなると今のせせらぎ牧場では少し手狭な感じがしてきましたね。
ホープシービー、プラズマシービーそれぞれの繁殖相手だけでも
5頭の繁殖牝馬だけでは少ないですし、まだ幼駒ですけど、
テンシノキセキも引退したら、ぜひせせらぎ牧場に戻ってきてもらいたいですしね。

それに、なによりこのままの状態では、過去のシリーズでも行っていた零細血統の救済
が全くできないんですよね。(もう既に3系統滅んでしまっています・・・)
今回のシリーズでは、はじめに牧場がないので牧場開設前に滅んでしまった系統は、
仕方がないんですけど、せせらぎ牧場を開設した以上、零細血統の救済をしていきたいのです。

そのためにも、思い切って基本施設を拡張する事にしました。
これで零細血統の救済も細々とですが裏で行なっていけますね。
(幼駒のための施設が、まったくないのが気になりますが・・・)

2005.4.7
年末。無事にプラズマシービーは種牡馬入りを果たし、せせらぎ牧場に繁用されました。

これでミスターシービーの血を後世に伝えるための2頭の種牡馬が、
せせらぎ牧場にそろったわけですが、2頭の種牡馬としての評価はどうなのでしょうか?

まず現役のころの成績は、
ホープシービーが12戦5勝、GT2勝。
プラズマシービーは15戦4勝、GT1勝。
おそらく競争成績の差があらわれたんだと思いますが、
種付け料はホープシービーの方が100万ほど高い450万です。

次にパラメーターの方を比較すると、
適性距離はプラズマシービーのほうが柔軟性がたかく1900M〜3200Mと
クラシック全てのレースに適応しています。
馬馬適性になると、ホープシービーの方が万能で汎用性が高いですね。

そして大事な能力パラメーターですが、
ホープシービーはパワーは高いのですがあまり賢くなさそうです。
一方のプラズマシービーは、勝負根性以外は全て高くバランスがよさそうです。

2頭ともそれぞれの特徴をもっていますが、
彼らの産駒にはどんな子が生まれてくるのでしょうか?
種牡馬として、どちらの方が活躍するのかも楽しみの一つですね。
もちろん2頭とも活躍して欲しいですけどね。

2005.4.11
テンシノキセキのデビュー戦(11月)が近づいてきました。

彼女には、ぜひここを勝って12月にあるフェアリーSに出走してもらいたいのです。
なぜならフェアリーSが彼女を好きになったレースだからです。

たしかフェアリーSでは2番人気だった彼女が、
スタート直後から1番人気の馬と激しい競り合いをはじめたのです。
前評判では、実績からいっても1番人気の馬は圧倒的な力をもっていました。

はじめから1番人気の馬と競り合いなんかしたら絶対につぶされると思いました。
しかし、4コーナーまわった辺りで失速したのはその1番人気のほうでした。

そのレースを見てから彼女のことを好きになり応援していました。
ただ、その後はあまり勝ちに恵まれなく苦労していたようですが、
5歳に再び重賞(セントウルS)を勝って、GT(スプリンターズS)に
出走してくれたときは本当に嬉しかった覚えがあります。

できればWP7でも同じレースに出走させて上げたいと思っているのですが、
難しいでしょうね。(調子の調整が難しいので・・・)

でも、できれば彼女と出会ったフェアリーSだけは再現させたいな〜。

2005.4.17
テンシノキセキのデビュー戦がやってまいりました。

1番人気になっています。
ここは楽に勝って、私がぜひ再現したかったフェアリーSへと駒を進めてくれるでしょう。
なんといっても、彼女はのちにGT戦線でかなり上位人気を獲得する馬に成長するのです。
ここでは格が違って当然なのです。

余裕の楽勝ムードで馬主が観戦する前で、
なんとテンシノキセキがデビュー戦で敗れてしまいました。

???

スタート後、気持ちよく逃げていると思ったのですが、
ゴール前であっさり差されてしまいました。

今は11月2週。
ここで負けてしまってはフェアリーSには間に合いそうもありません。
彼女を購入した時からかなり楽しみにしていたのですが、
どうやら再現はむりそうですね。残念です。

彼女がGTで上位陣の仲間入りをするのはだいぶ後になってからですから、
まだ若すぎるということなのでしょうか?
ここでは現実の再現がなりませんでしたが、
GTで活躍する姿こそは再現できるように頑張ってもらいたいです。

2005.4.21
テンシノキセキのその後の成績ですが、勝ったり負けたりの繰り返しです。
少しづつ、条件戦を勝ちあがってはいるのですが、思ったより苦戦してますね〜

確かに史実での彼女は、オープン戦では勝ち負けを繰り返す印象がありましたが、
まさか条件戦でそうなるとは思っていませんでした。
私の印象より、彼女の能力が低く設定されているのかもしれませんね。

まあ苦戦しているの仕方がないですが、成長する事を信じて頑張って
応援していきたいと思います。

それにしても、なんとなく逃げ馬って勝ちにくいような
気がするんですけど、気のせいですかね?
決して勝てないわけではないんですけどね・・・

好きな逃げ馬がなかなか勝てないから、そう思えるだけかもしれないですけどね。

2005.4.28
テンシノキセキが8戦目にして、ようやく条件戦を卒業することができました。
今は3歳の10月です。思っていたよりだいぶ時間がかかってしまいました。

さて、これからですが少し疲れがたまっているのでとりあえずは放牧に出します。
オープン戦に出走するのは4歳になってからになりそうですね。
今の彼女では、まだ重賞には通用しそうもないので、
まずはオープン戦で様子を見てみようと思います。

いつかGTに通用するほど成長してくれることを期待しているのですが、
まだまだ先のような気がします。





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