草原の生活

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2003.6.2
アメリカで行われる競馬の祭典、ブリーダーズカップがやってきました。
今年は、日本のダート最強馬であるエンジェルウインドと、
7歳になるフローラルウインドが出走のために遠征しています。

エンジェルウインドはダートGTであるBCディスタフに出走します。
彼女は3歳だった昨年にこのレースに出走して3着と大健闘してくれました。
今年は、ミレイディBCH・帝王賞と既にGTを2勝し、本格化してきた感じがするので、
去年以上の結果が期待出来そうです。

レースは、さすがに他馬のレベルも高いためかあまり良い位置取りが出来ません。
最後の直線に入った時、彼女の位置取りはまだ中段でした。
しかし、ジリジリと差を詰めてゴール直前でなんとか先頭に並びゴール。
写真判定になりましたが、ハナ差でエンジェルウインドの勝利。
彼女の実力を世界に示すことが出来ました。

次にフローラルウインドがBCターフに出走します。
彼女もエンジェルウインドに続いて勝利したいところだったのですが、
最後の直線で、2番手にいたフローラルウインドの伸びが止まってしまい、
他馬の競り合いについて行けず6着と惨敗してしまいました。

今年の天皇賞(春)に勝利したとはいえ彼女の年齢は7歳。
さすがに衰えてきているのかもしれません。
引退まで無事に走ってくれれば、それでいいのかもしれませんね。
(出来れば勝って欲しいですけどね〜)

2003.6.6
ジャパンC、ジャパンCダートの週になりました。
今年のジャパンCには今年の2冠馬であるブロウスチームと、
母の勝利したGTを追い続ける7歳牝馬フローラルウインドが出走します。

せせらぎ牧場からGTに2頭同時に出走するのは始めてなので、
とてもわくわくしています。でもレース中に目移りしそうですね。

出走する2頭を比較すると、BCターフで6着と年による衰えを感じる
フローラルウインドよりも、2冠を達成し勢いのあるブロウスチームの方が上のような
気がしますが、彼もこのレースが古馬との初対戦、厳しい事に変わりはありません。

もちろん2頭の他にも強敵は多くいます。
BCターフを勝利し、今回1番人気となっている4歳牡馬を始め、
前2走でGT勝利している馬は全部で11頭、さすがに豪華です。
せせらぎ牧場の2頭がどこまで頑張ってくれるでしょうか?

さて、ジャパンCは楽しみですが、その前にまずはジャパンCダートです。
うちから出走するのはエンジェルウインド。 彼女は去年のジャパンCダートを制していますし、
今年もBCディスタフを始めダートGTを既に3勝。
今や王者の風格が漂っている感じさえしています。

当然1番人気に押され、レースでも万全の走りを披露し完勝。
危なげなくジャパンCダート2連覇を達成してしまいました。

続いて、せせらぎ牧場が始めて2頭送り出すジャパンC、いよいよですね。
スタート後、ブロウスチームは中団、フローラルウインドは後方に位置どり
そのまま4コーナーまでじっくりレースを進めます。
そして最後の直線でブロウスチームが仕掛けます。
2冠を制したその脚で、前方の馬たちを次々抜去り先頭との差を詰めて行きます。

残り1ハロンの所で先頭を捕らえ、一気に1馬身ほどの差をつけたので、
勝ったと思ったのですが、ブロウスチームの後から追い上げて来ていた1頭が、
さらに加速しアッという間にブロウスチームを抜き去って行きました。
フローラルウインドも結構伸びてきたのですが、結果は6着
初の2頭出走とせせらぎ牧場もかなりの意気ごみだったのですが、
勝つことは出来ませんでした。

確認すると勝ったのはBCターフを制している1番人気の馬でした。
この馬はWSRCでもトップに立っている世界最強馬。
さすがにまだ3歳のブロウスチームと、
衰えを見せ始めているフローラルウインドでは、難しかったかな。

結局今年もジャパンカップで芝ダートの同時制覇は出来ませんでした。
いつかは達成したい目標の一つですね。
(いつになるかはわからないけど・・・)

2003.6.11
12月、もうすぐ年末です。
毎年恒例の有馬記念ファン投票が発表され、
今年はブロウスチームが見事1位の座に輝きました。

ジャパンカップは負けてしまいましたが、
クラシックで2冠を達成した走りが評価されたのでしょう。

彼以外にも、せせらぎ牧場から、
3位にエンジェルウインド、4位にフローラルウインドと、
上位をほぼ独占してしまいました。
今年、皆が本当に頑張ってくれた証拠ですね。

2003.6.14
楽しみに待っていた米国の牧場、「ゆうやけ牧場」がとうとう完成。
羊や牛の鳴き声が聞こえて、ほのぼのするいい牧場ですね。
ジラフ・メッツさんありがとう!!

牧場長には彼の兄であるビルメッツを牧場長に迎え体制は整い、
いよいよ、海外での馬産が始められます。

当面は、米国で絶滅してしまった系統の復活を目標にする事にします。
現在米国では種牡馬がいない子系統が21系統もあるので、
これの立て直しに力を入れるつもりです。

せせらぎ牧場自慢であるヒシアマゾンの牝系を米国に進出させるのは、
米国の子系統が充実させた後ですね。

まずはテールブロウ系を米国に根付かせたいな。

2003.6.16
通算成績GT7勝を上げた偉大な母シルフィウインドを追い続けたフローラルウインド。
彼女の引退レースになる有馬記念がやってきました。

この秋は高齢による衰えからかあまり良い成績を残せませんでしたが、
彼女も天皇賞(春)を連覇し、さらにエリザベス女王杯の勝利と、
GT3勝している実力馬。引退レースでも見せ場を作って欲しいところです。

彼女は3番人気。前3走惨敗していますが、ファンが多いのか人気はありますね。
ちなみに1番人気はせせらぎ牧場から送り出したクラシックホース、ブロウスチームです。

スタート後、せせらぎ牧場の2頭は後方に下がりましたが、
3コーナーに差しかかった辺りで、まずフローラルウインドが仕掛けました。
仕掛けが早いような気もしますが、4コーナーでは先頭に躍り出ました。
そして最後の直線。フローラルウインドは全盛期を彷彿させるような粘りを見せ、
後続との差はなかなか縮まりません。

残り2ハロン、フローラルウインドのすぐ後ろで粘っている馬たちが力つき、
フローラルウインドが後続との差を広げ始めたのですが、最後方で抑えていた馬たちが、
猛然と詰寄ってきました。
そして残り1ハロンでとうとう後続に捕ってしまい、結果5着に終わってしまいました。

勝利したのはせせらぎ牧場から送り出したもう一頭のブロウスチームだったのですが、
ゴールの瞬間、私の目はフローラルウインドを追っていました。

偉大な母の成績には及びませんでしたが、28戦12勝、GT3勝は立派な成績です。
母が勝っているエリザベス女王杯に挑戦し勝利した時の喜びは今でも忘れられません。
長かった現役生活、本当にお疲れ様でした。

これからは、シルフィウインドの後継繁殖牝馬として、
せせらぎ牧場を代表する牝系を次の世代へ伝えて欲しいものです。

2003.6.18
年末恒例の表彰式。
今年はせせらぎ牧場の2頭の馬が注目を浴びる事になりました。

まずはクラシックの2冠と有馬記念を制したブロウスチーム。
彼は、最優秀3歳牡馬と年度代表馬に選ばれました。

そして、海外・日本のダート路線で活躍したエンジェルウインドは
日本で最優秀4歳以上牝馬、最優秀ダートホースに選ばれ、
さらに米国でも最優秀4歳以上牝馬に選ばれました。

2頭とも現役を続ける予定なので、来年の活躍も期待できますね。

2003.6.19
賞をもらったのは所有馬だけではありませんでした。
せせらぎ牧場が生産者リーディングで7位となり、
その実績が認められて優秀生産者の賞をいただく事になりました。

もちろんこれはブロウスチームを初めとする馬たちが頑張ってくれた結果なのですが、
せせらぎ牧場も他の大牧場に肩を並べる存在になれたようで嬉しいです。

まあそれでも7位。まだまだ上がいる事に変わりはありません。
これからも頑張って行きましょう。
それにしても、いつかは1位に輝くことが出来るのでしょうか?
全く自信はないですが・・・

ちなみに馬主成績は14位。
過去最高の成績ではありましたが、
こちらも1位は程遠い・・・

2003.6.23
年が明けると米国「ゆうやけ牧場」の牧場長ビルメッツが訪ねてきました。
話を聞くと、ゆうやけ牧場にはまだ種牡馬がいないので、
せせらぎ牧場から1頭、種牡馬を輸送しないかとの事でした。

二つ返事でOKしました。もちろん米国に連れて行くのはブロウペガサス。
これで米国にテールブロウ系の血を広げることが出来ます。
日本にはブロウスチームという立派な後継馬がいるので問題は全くありません。

米国でブロウスチームに負けないぐらいの
強い産駒が誕生してくれる事を楽しみにしています。

2003.6.28
昨年、エンジェルウインドはドバイワールドCに推薦されながら
体調を落としていたために出走する事が出来ませんでした。
今回はドバイに出走するためにジャパンCダート出走後すぐに放牧し、
ドバイに向け準備万端です。

とりあえず本番前の一叩きのために、放牧明け初戦はフェブラリーS(GT)に出走。
体調はまだ上がりきってはいませんでしたが、余裕で勝ってくれました。
さすがは日本のダート最強馬、ドバイも今から楽しみです。

ところでこのフェブラリーSにはもう1頭うちの所有馬が出走していました。
昨年、海外遠征でGT4戦3勝の成績を残して凱旋したブロウパフェです。

彼女にはドバイで開催されるもう1つGT、ドバイゴールデンシャヒーン
に出走してもらう予定なのですが、
今回のフェブラリーSの結果は12着とボロ負け。いったいどうしたのでしょう?

特に不利とか受けたようには見えなかったのに・・・
こんなんで次走のドバイは大丈夫でしょうか?不安です・・・

2003.7.2
世界最高峰のダート戦、ドバイの日がやってきました。
日本からは、ドバイゴールデンシャヒーンにブロウパフェ、
ドバイワールドカップにエンジェルウインドが出走します。

まずはブロウパフェが出走するドバイゴールデンシャヒーンです。
昨年、彼女は海外GTで4戦3勝と、素晴らしい成績を残したのですが、
今年のフェブラリーでは12着と謎の惨敗を喫してしまいました。
なにかの間違いだと思いたいのですが、今回はどうなるでしょう?

しかしレースでは馬主の心配をよそに素晴らしい走りを見せてくれました。
スタート後、先頭に立つと、そのまま一番手でレースを進めます。
そして残り4ハロンからスパートを掛けると、後続を置き去りにしてそのままゴール。
完璧なレース運びで勝利を手にしました。

やっぱりブロウパフェは強いです。
いったい前走の負けは何だったのでしょう?
放牧明け初戦だったせいでしょうか?
でも本番で結果が出せたので良しとしましょう。

次は日本のダート最強馬エンジェルウインドです。
ブロウパフェも気持ちよく勝利したことだし、彼女も連勝と行く予定だったのですが、
さすがは世界最高峰のダート戦と言ったところでしょうか。
4コーナーでエンジェルウインドは後方から仕掛けたのですが、他の馬たちも脚が鈍りません。
結局、5番手に上がるのが精一杯でした。

エンジェルウインドが負けるはずがないと思っていたのに、こんな結果になるなんて・・・
勝ち続けるって難しい・・・

2003.7.9
現在、4連続2着と惜しいレースばかりを続けているテールブロウ系の牝馬
が高松宮記念に出走します。

彼女は、距離1400M以上のレースで連体実績がない超短距離馬。
ここでG1を取れないとまた秋のスプリンターズSまでお預けとなってしまうので、
なんとか勝って欲しいものです。

彼女は1200Mなら10戦して連体率10割なので、そろそろGT勝ちしても
おかしくない実力は持っていると思います。
ただ、前4戦の連続2着はGTでの負けが3回ですが、
1回はオープン戦で負けてるんですよね。大丈夫かな〜

しかし、レースではとうとう持ち味であるスピードをGTの舞台で爆発させました。
スタート後先頭に立ち他馬を寄せ付けずそのままゴール。
ようやく念願のGTを手にしました。
悔しい2着が続いていただけに、余計に嬉しいですね。

2003.7.17
今年も子馬が生まれる季節になりました。
せせらぎ牧場でも、かわいい子馬達が生まれました。

その中で、せせらぎ牧場が誇るダービー馬ブロウスチームの母が
出産した時、夜空にきれいな流れ星が駆けてくれました。
現在、ダートで国内最強を誇るエンジェルウインドが生まれた時が思い出されます。

ブロースチームとは父が違うので、タイプが異なるかもしれませんが、
もしかしたら兄を超える走りを見せてくれるかもしれない。

兄が果たせなかったクラシック3冠を狙って見るのもいいかもしれません。
今からデビューが待ち遠しいです。

2003.7.19
何気なくコースポの記事を眺めていたら、嬉しい記事が載っていました。
今年生まれた評判の幼駒を紹介しているコーナーで、
せせらぎ牧場で生まれた幼駒が最も注目されていると紹介されていたのです。

いままでコースポをあまり読んでなかったので、始めての経験なのですが、
自牧場で生まれた産駒がこうやって紹介されるのは、なかなか嬉しいものですね。

今回、紹介されたのは、流星イベントが発生した幼駒ではありませんでした。
たぶん流星イベントの幼駒にはかなわないんでしょうけど、
この子にも頑張って欲しいところです。

2003.7.27
今年アメリカで開設したゆうやけ牧場に、始めての種付けの時期がやってきました。

ゆうやけ牧場の目的はテールブロウ系をアメリカの競馬界に根付かせること。
日本からつれてきた種牡馬ブロウペガサスのために、テールブロウ系と相性のいい血統
の繁殖牝馬を3頭購入し、種付けを行いました。

ゆうやけ牧場の牧場長ビルメッツも非常に素晴らしい配合だと絶賛してくれてます。
来年、テールブロウ系の将来を担ってくれるような
幼駒が誕生してくれるのを期待しましょう。

2003.8.10
昨年、始めて勝利したダービーが今年も近づいてきました。
一度、勝利したからもう満足・・・なんて思うはずはありません。

数多くある、せせらぎ牧場の目標の一つに、
クラシックの上位争いをする馬を、毎年送り出すというのがあります。
これは、ずっと前から立てていた目標なのですが、なかなか達成できずにいます。
せせらぎ牧場の馬たちって、どうも晩成、短距離、ダート馬が多いんですよね・・・

しかし、せせらぎ牧場からも、昨年、ダービー・菊花賞の2冠に輝く馬が誕生しました。
ぜひ今年もブロウスチームに続くような馬が出てきて欲しいの所ですが・・・

今年、所有している3歳は全部で5頭、
そのうち4頭は3月にデビューしたのでクラシックにはとても間に合いません。
残りの一頭は4戦して3勝となかなかの成績なのですが・・・ダート馬なんですよね。
ある意味、今年の3歳馬は、非常にせせらぎ牧場産らしいと言えます。

他の目標もそうですが、クラシックの上位争いする馬を送り出すという目標を
達成するのも簡単にはいきそうもないですね〜

2003.8.26
クラシックに出られらない3歳馬達はそれぞれのペースで頑張ってもらうとして、
古馬達の方ですが・・・

まずは昨年クラシック2冠と有馬記念を制し年度代表馬となったブロウスチーム。
今年はまず天皇賞(春)に出走しました。
菊花賞馬としていい所を見せて欲しかったのですが結果は5着。
どうやら距離適性が万能(中)の彼には長すぎたようです。
昔いたソヨカゼと同じ結果になってしまいました。

その後は安田記念を制しG14勝目。人気投票の1位で宝塚記念に出走しました。
ここも連勝といきたかったのですが、無念の2着に終わってしまいました。
優勝した馬のタイムはコースレコード、強いライバルが出てきました。
秋の再戦が楽しみです。

ドバイでまさかの敗北を喫したエンジェルウインドはその後海外で2戦しました。
しかしハンデのせいか、2戦とも惨敗。
秋に復帰してくれることを願っています。

そのほかドバイゴールデンシャヒーンを制したブロウパフェ、
高松宮記念を初のG1を制したテールブロウ系の牝馬、シルクブロウは
勝ちレースの後、秋に備えて放牧中です。

せせらぎ牧場勢の春は、あまり景気良くありませんでしたが、
秋の巻き返しを期待したいですね。

2003.8.31
2歳の暮れに牧場長から大物の雰囲気があるとコメントされ、
活躍してくれることを期待していた1頭の牝馬がいます。

しかし、いいレースはするものの勝ちきれず、条件戦を卒業できずにいましたが、
晩成なんだろうと気長に見守っていました。

そして5歳夏、やっと1000万下、1600万下を連勝し条件戦を卒業。
しかも1600万下は日本レコードでの勝利!!
やっと本格化してくれたと期待をふくらましていたのですが・・・

その時の騎手のコメントが、
「早熟ってほどではないですが、完成する時期は比較的早めな気がしますね。」

彼女は、もう5歳。
成長型が早目ってことはそろそろ衰えて来る時期じゃないですか。
せっかく本格化したと喜んでいたのに・・・

騎手のコメントが間違っていてくれればいいんですけど・・・
やっぱり、そんな事はないですよね・・・

2003.9.4
春にドバイゴールデンシャヒーン(GT)に快勝して休養に入っていたブロウパフェが
放牧から帰って来ました。今秋の彼女はBCスプリント(GT)を目指すつもりです。

まず、復帰初戦はゴールデンフォーワンドH(GT)に出走する事にしました。
GTとはいえ超一流馬が集まるほど大きなレースではありません。
放牧あけ初戦にはお手ごろなレースです。

当然の如く1番人気、負ける要素なんてどこにもない・・・
はずだったのですが・・・・
・・・・

馬群が4コーナーを駆け抜けていったとき私が見たものは、
ズルズルと後退して行くブロウパフェの姿でした。
(結果は14着)

なんで???
ドバイではあんなに強い勝ち方をしたのに・・・

そう言えばこの子はドバイの前走のフェブラリーS(GT)でも、
不可解な惨敗(11着)をした事がありました。
まったく勝つ時も、負ける時も派手な馬ですね。

次走は巻き返して欲しいけど、どうなるでしょう。
彼女に安定した強さを求めるのは・・・難しいかもしれないですね。

2003.9.8
「ゆうやけ牧場」を開設したおかげで、
今年からアメリカでも所有馬を持てるようになりました。

今年はせせらぎ牧場から4頭アメリカに登録しました。
そして記念すべきアメリカで初のデビュー戦は8月4週に決定。

8月4週が来るのを楽しみに待っていたのですが、
デビュー戦が近づいてくるうちに、不安な点が出てきてしまいました。

調子が上がらない・・・・

デビュー1週前になっても調子は×のまま。
9月にデビューを控えている2番手の馬は△になっているのに・・・

せっかくのデビュー戦を、こんな調子で向かえて欲しくないのですが、
スケジュールを変えようとしても、調教師が「Stakesになるまでは任してください。」と
変更を認めてくれません。なんて頑固な調教師なんでしょう。

結局、なんの対策も取れずにデビューの週を向かえてしまいました。
調子はもちろん×のまま。
でも、こうなったらジタバタしても仕方がありません。
気持ちを切り替えて応援する事にしましょう。

・・・・・
レースシーンもないまま翌週に・・・・・

ええ〜〜〜〜
Allowanceって調教やスケジュールの指示が出せないだけじゃなくて、
レースも見れないの〜

期待していたアメリカでのデビュー戦ですが、随分とあっけなく終わってしまいました。
楽しみにしていただけに、肩透かしされた感が大きかったです。

ちなみに結果は1着、無事Stakesに昇格したようです。
レースは見れなかったけど、記念すべきレースを勝利で飾れてよかったです。
あの体調で勝利できたんだから、もしかして将来有望かもしれないですね。

2003.9.14
9月2週、ブロウスチームを預けている調教師が牧場を訪ねてきました。

「あの馬の実力は、世界のトップクラスに劣らないと思っています。
思い切って世界最高峰のレース、凱旋門賞に挑戦して見ませんか?」

昨年の年度代表馬であるブロウスチームはもはや日本競馬界の中心的存在、
その彼が世界最高峰の凱旋門賞に出走すれば、日本中の注目を集めるのは確実です。
もちろん私だって見てみたい!!

彼の今後の予定は、京都大賞典をステップに天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念と
進む予定でしたが、急遽スケジュールを変更し凱旋門賞に挑戦する事にしました。

凱旋門賞が放牧明け初戦となってしまうのが気になりますが、
ブロウスチームならきっといいレースを見せてくれるでしょう。

2003.9.20
新人騎手を育てて見よう。
そう思い立って、その当時の新人騎手である駒井円騎手に騎乗依頼をはじめてから
随分と年月が流れました。

今では駒井円騎手も37歳、随分と頼れる一流ジョッキーになり、
せせらぎ牧場が誇るブロウースチーム、エンジェルウインドを始め、
多くの馬の主戦騎手を任せています。

既に一流ジョッキーの彼女ですが、まだリーディングに輝いた事はありません。
彼女の最近の成績は・・・

5年前:11位
4年前:9位
3年前:5位
2年前:4位
1年前:3位

そして今年、10月時点での順位は・・・2位。
なんかカウントダウンみたいな成績です。

現時点で1位との差は8勝、まだまだ追いつけるはず。
このまま行けば来年にはリーディングを取れるかもしれないけど、
そんなじれったい事はせずに今年のリーディングを狙っちゃいましょう!!

駒井円騎手、応援するから、頑張って!!

2003.9.22
秋競馬の季節になりました。
今年、せせらぎ牧場勢は海外遠征の予定が多いですが、
まずはシルクブロウが日本のスプリンターズS(GT)に出走します。

1200M以下は全レース2着以内、1400M以上は全レース3着以降と
距離適性がはっきりしている彼女は今年の高松宮記念(GT)で初のGT勝利を手にしました。

スプリントのスペシャリストとしては、このスプリンターズSを制し、
スプリント春・秋制覇を成し遂げたいところです。

レース当日シルクブロウは一番人気に押されています。
一応、その他の人気になっている馬をチェックしておきましょう。

2番人気はアイビスサマーダッシュ(GV)を勝ってきた7歳牝馬。
3番人気はセントウルS(GV)を勝ってきた3歳牝馬。

2頭ともそれほど強そうではありません。
これならシルクブロウの春・秋制覇はかなり期待出来そう。(油断は禁物ですけどね)

レースではシルクブロウが3番手の好位置に付け進んで行きます。
4コーナー辺りで順位を少し落としましたが、直線に入るとさらに加速し、
先頭にジリジリ詰寄って行きます。
そのまま問題なく先頭に立てるかと思ったのですが、意外と先頭の馬が粘っています。
ふと横を見ると、シルクブロウと同じ勢いで先頭に詰寄っていく馬もいます。

ラスト一ハロンは3頭の壮絶な叩き合いとなり、そのままゴールを駆け抜けて行きました。
ドキドキしながら写真判定を待ちましたが、結果は無念の3着。
GT2勝目とスプリント春・秋制覇は出来ませんでした。

まあGT2勝目は次走以降に狙うとして、
連続していた連帯記録も9回でストップしてしまいました。
もう少しで2桁達成だったのに・・・オシイ!!

2003.9.25
せせらぎ牧場の代表馬ブロウスチームが調教師から勧められた凱旋門賞に挑戦です。

調教師からの勧めでの凱旋門賞へ挑戦。
たしかWP初代のエンディングがこのパターンでした。

海外レースが充実しているWP6でも凱旋門賞はさすがにレベルが高く、
せせらぎ牧場勢も何度か挑戦しているものの勝利することは出来ていません。
今回ブロウスチームは2番人気、今回こそは凱旋門賞を制する事が出来るでしょうか?

スタート後、追い込みのブロウスチームは最後方に控えます。
そして、そのまま4コーナーから最後の直線へ
チョットし掛けるのが遅いかとも思いましたが、
いつもの素晴らしい脚で、先頭集団へ迫って行きます。

しかし、やはり他馬のレベルも高いです。そうやすやすと抜かせてはくれません。
それでも一頭一頭かわして行きましたが、結局2番手になったところでゴール。

さすがにレベルが高いですね。
でもブロウスチームも日本最強馬に恥じない、いい走りを見せてくれました。
今回は残念でしたが、いつかせせらぎ牧場の馬で凱旋門賞を勝ちたいものです。

2003.9.28
今年の春ドバイに挑戦した2頭、エンジェルウインド、ブロウパフェが
今度はブリーダーズカップに挑戦するためにアメリカに遠征しました。

ブロウパフェはドバイで勝利した後、海外で3戦しましたが結果は
14着、9着、5着と、惨敗続きです。
今回はBCスプリントに挑戦しますが、最近の成績を見る限り厳しそう・・・

一方、BCクラシックに挑戦するエンジェルウインドは、ドバイで敗れた後
ハンデ戦の海外GTを2戦しましたがハンデが厳しいせいか2戦とも惨敗。
しかし放牧明け後のウッドウォードS(GT)には快勝、
前走のベルデームS(GT)はハナ差2着と順調に来ています。

まずはブロウパフェのBCスプリントからです。
惨敗を覚悟してのレースでしたが、いざ走って見ると過去3走が嘘のような
素晴らしい走りを見せてくれました。
結果は惜しくも2着でしたが、最後まで先頭で叩き会いを演じてくれ、
見ごたえのあるレースでした。

そしてBCクラシックに出走したエンジェルウインドは・・・
先頭争いに加わる事も出来ずに3馬身はなされての4着。

ドバイの時もそうでしたが、どうもこの2頭が同時に海外遠征すると
ブロウパフェだけが活躍する結果になってしまうようですね。

そんなはずはないと思うのですが、
もしかして・・・
エンジェルウインドはブロウパフェが苦手なんでしょうか?





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