草原の生活

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2003.4.1
芝の適性があればクラシックに挑戦する予定のエンジェルウインドですが・・・
やはり心配が的中し、ダート馬だったようです。
クラシックのステップであるフラワーSに出走したのですが、負けてしまいました。
それでも能力が高いおかげか、2着には粘ってくれましたけどね。
その後、ダート重賞に出走しましたが、ここではやはり圧勝してくれました。

クラシック向きではない事が判明しましたが、この後はどうしましょうか?
ダート3冠を目指すべきか、海外遠征か・・・
どうも調子が上がりきってくれないので、もう少し様子を見る事にします。

ああ〜クラシックに挑戦したかった・・・

2003.4.3
シルフィウインド最後の産駒で既に日本レコードも出しているフローラルウインドが
GT制覇を目指して始動しました。

彼女の距離適性は万能(長)なので長距離戦に挑戦しようとおもっています。
こんなローテーションを組んでみました。

3月5週、日経賞
5月1週、天皇賞(春)
6月2週、コロネーションC
6月4週、ゴールドC

まずは前哨戦として日経賞に出走します。
1番人気ではありませんでしたが、ここは問題なく、あっさり勝ってくれました。

続いて天皇賞(春)です。2番人気になっています。
1番人気は昨年シャドーウインドと数々の競り合いを見せてくれた、
天皇賞(秋)の覇者です。

先行を指示したのですが、前につける事は出来ず、後方からのレースとなってしまいました。
しかし4コーナーから最後の直線にかけて物凄い勢いで先頭集団に迫って行きます。
そのまま前にいた10頭ぐらいを一気に抜き去って、
残り2ハロンのところでは先頭に立っていました。
その後も勢いは止まらず、一気に差を広げ独走状態でゴール。
2着に5馬身差をつけての圧勝でした。

彼女にとって初のGTでしたが見事に勝利してくれました。
この結果をみるとこれからも期待できそうですね。
次は海外遠征に挑戦する予定です。

2003.4.5
期待されながらも芝適性がないため泣く泣くクラシックを断念したエンジェルウインドが、
ダート3冠路線に進む事になりました。

まずはユニコーンS(GV)です。
人気は3番人気、調子もいまいち上がりきってはくれなかったのですが、
レースでは好位置から素晴らしい差し脚を見せて余裕の勝利でした。

2冠目はジャパンダートダービー(GT)です。
調子は前走から変わらず、少し不安もありますが、
彼女にとって初のGT。ぜひ結果を残してほしいものです。

レースでは前走同様、好位置に付けることが出来ました。
そして最後の直線、一気に先頭に立つと後続を一気に突き放し4馬身差の圧勝。
段違いの強さを見せてくれました。

彼女の母であるフィーウインドはせせらぎ牧場のエースになれるかもしれない素質を持ちながら
5歳になるまで坂に弱い事に気がつかなかったため結局GTを勝てずに引退してしまいました。

彼女にはかわいそうな事をしたと、ずっと後悔していましたが、
彼女の娘がこうしてGT勝ちをしてくれた事で、ようやく私もホッとすることが出来ます。

さてダート3冠まであと1つとなりましたが、
レース後エンジェルウインドの調子が落ちてしまったためダート3冠はあきらめる事にしました。
残念ではありますが今回のレースを見る限り、このあとも活躍できるでしょうから、
今後に期待する事にします。

2003.4.7
天皇賞(春)を圧勝したフローラルウインドがいよいよ海外GTに挑戦します。
挑戦するのはコロネーションC(GT)とゴールドC(GT)の予定です。

ゴールドCは芝4000Mで世界最長のレースです。
フローラルウインドはステイヤーズSをレコード勝ち、天皇賞(春)を圧勝した、
日本が誇る最強の長距離(のはず)です。
なので世界最長のゴールドCは非常に楽しみです。

まずはコロネーションCです。
後ろから行く競馬でしたが直線では前の馬をごぼう抜きにする素晴らしい上がりを
見せましたが、結果は2着でした。
3着以下に4馬身差をつけたのですが、1着にも4馬身離されてしまいました。
あとで確認して見ると1着になった馬は既にGT6勝している程の馬でした。
さすがに世界は広い、上には上がいるもんですね。

さて気を取り直してゴールドC、世界最長のレースです。
果たして日本の最強長距離馬はどこまで健闘できるでしょうか?
このレースでも直線でフローラルウインドはいい差し脚を披露してくれました。
しかし、逃げる先頭の馬にジリジリ詰寄って行き後もう少しと行った感じだったのですが、
力及ばずまたも2着に終わってしまいました。

さすがに世界は甘くないですね。
でもまだあきらめるつもりはありません。
10月にはゴールドCと同じ芝4000Mのカドラン賞(GT)があります。
秋にもう一度、世界最長のレースに挑戦してみるつもりです。
今回のレースでは1着との差がわずか半馬身だったので、
きっとリベンジを果たしてくれると信じています。

2003.4.10
秋になり、GTシーズンが近づいてきました。

今年のせせらぎ牧場は久しぶりに熱い秋が過ごせそうです。
なぜなら現在、所有馬の中にはGT馬が3頭もいるからです。
いや〜本当に楽しみです。
もちろん、それぞれ入念に出走計画を立てました。

まずは流星イベントのダート馬エンジェルウインド。
彼女の目標は、日本のダート馬最大の目標であるジャパンCダート(GT)にしました。
その他に、海外遠征もする予定です。
彼女の今までの成績は、6戦5勝、2着1回です。しかもダート戦では負けなし!!
現在3連勝中ですが、このまま連勝街道を突き進んでほしいものです。

続いて天皇賞(春)に勝利し日本最強の長距離馬となったフローラルウインド。
彼女は、世界最強の長距離馬を目指すため、カドラン賞(芝4000、GT)に
出走する予定です。
前走、同距離のゴールドC(GT)で2着に敗れてしまいましたが、
今度はやってくれると信じています。

カドラン賞のあとは、エリザベス女王杯(GT)、有馬記念(GT)に出走する予定です。
この2レースは母のシルフィウインドが制しているレースです。
お姉さんのコールドウインドが果たせなかった、母娘2代による同一GT制覇を
シルフィウインド最後の産駒である彼女に、ぜひとも成し遂げてほしいところです。

最後に、昨年のジャパンカップ、有馬記念で3冠馬と素晴らしい競り合いを見せてくれた
シャドーウインド。
彼は今年の春、GT2勝目を目指して京王杯SC(GU)、安田記念(GT)に
出走したのですが、応援もむなしく惨敗してしまいました。

彼ももう7歳なのでピークが過ぎているかのかもしれないですが、
あの素晴らしい粘りをもう一度見せてほしいところです。

今年も、去年と同様に天皇賞(秋)(GT)、ジャパンC(GT)、有馬記念(GT)に
出走を予定しています。
がんばってGT2勝目をあげてほしいところです。

2003.4.13
いよいよ秋のGT戦線が始まりました。
せせらぎ牧場の第一戦は、フローラルウインドが世界の最強長距離馬をめざして
挑戦するカドラン賞(GT芝4000)です。

人気は1番人気に押されいい雰囲気でレースを迎えることが出来ましたが、
結果はまたも2着に敗れてしまいました。彼女が2着に敗れるのはこれで3戦連続です。
結局、海外遠征した3戦は好レースはしたものの、
海外のレベルの高さを見せつけられる結果となってしまいました。

しかし済んだ事にいつまでもくよくよしても仕方がないですよね。
秋初戦はつまずいてしまいましたが、フローラルウインドには世界の最強長距離馬の他にも、
達成してもらいたい目標がありますからね。

フローラルウインドはシルフィウインドの最後の産駒
ぜひ母娘2代による同一GT制覇を達成してもらいたいのです。

2003.4.15
5歳の時に天皇賞(秋)でGT馬となったシャドーウインド。
それ以降、GT2勝目を勝ち取ることを目標に頑張ってきましたが、
その後のGT成績は3着、6着、2着、5着、2着、5着
去年の有馬記念では3冠馬相手にハナ差と大健闘したレースもあったのですが、
GT2勝目をあげる事は出来ませんでした。

シャドーウインドは現在7歳です。
彼の最後の秋、初戦は天皇賞(秋)の前哨戦として京都大賞典(GU)に出走しました。
結果は3着と勝つ事は出来ませんでしたが、いい差し脚を見せてくれ、
勝ち馬とはハナ差の決着でした。

今年の春に出走した2レースでは共に惨敗してしまったため、
ピークを過ぎてしまったかもしれないと思いましたが、まだまだ頑張れそうです。

続いて2年前に勝利しているGTレース、天皇賞(秋)に出走します。
人気は2番人気、悪くありません。

去年の天皇賞(秋)の勝ち馬が1番人気になっています。
シャドーウインドは去年の雪辱を晴らすことが出来るでしょうか?

レースでは4コーナーに差しかかった時点でシャドーウインドが先頭に立っていますが、
後続との差はほとんどない状態で最後の直線に入りました。
府中の長い直線を各馬がゴールに向けて激しく競り合うなか、
シャドーウインドは先頭で懸命に粘っています。
しかし後続との差はたったの半馬身、気が抜けない状態が続きます。

残り2ハロンになるまで効着状態が続きましたが、
ようやく2、3番手にいた馬達との差が徐々に開き始めました。

GT2勝目がなったかと一瞬思ったのですが、その後ろに位置していた一頭が
一気に差を詰め、残り1ハロンの所で並ばれてしまいました。
しかしシャドーウインドも凄い粘りをみせて簡単には抜かせません。
2頭は息の詰まる競り合いをしたままゴールを駆け抜けて行きました。

写真判定の結果は・・・
シャドーウインドがアタマ差で先着。
7歳にして遂に念願のGT2勝目を手にしました。

これでシャドーウインドも種牡馬入り出来るでしょう。
昨年引退したマロンブロウはGT2勝目をあげることが出来なかったので
種牡馬になれませんでしたが、シャドーウインドには彼の分まで頑張ってほしいものです。

2003.4.19
現在ダート戦3連勝中のエンジェルウインド。
秋の放牧明け初戦はBCディスタフ(米GT)に出走する事にしました。

彼女の成長型は遅め、3歳のこの時期にブリーダーズカップに挑戦するのは、
早すぎるかもしれませんが、流星イベントが発生している彼女なら、
もしかしたら勝ってくれるかもしれません。
無謀な挑戦のような気もしますが、結構楽しみだったりもしています。

さすがに人気にはならず6番人気でした。
彼女のGT勝ちは地方GTの1回だけなのでこの人気も仕方がないですね。
でも人気と結果は関係ないはずです。

レースでエンジェルウインドは後方に待機して4コーナーまで進みます。
そこから徐々に先頭に迫って行きました。
ゴール前で一時は先頭に立ったのですが、すぐ他の2頭が並んできて
もみ合いなり、そのままゴール。

写真判定の結果、エンジェルウインドはハナ差の3着に敗れてしまいました。
しかし、本格化する前の3歳でこの結果なら十分です。
本格化した時が楽しみです。
このBCディスタフには来年リベンジを果たしましょう。

次走はジャパンカップダート(GT)の予定です。
ここも勝つには早いかもしれないですけど、好走は期待できますよね。

2003.4.20
熱いGT戦が続いくなか、今度はフローラルウインドがエリザベス女王杯に出走します。

彼女は今年の天皇賞(春)を快勝したあと海外で3戦しましたが全て2着でした。
今度こそと言う気持ちがかなり強いです。

なによりエリザベス女王杯は母のシルフィウインドが勝っているレース。
母娘2代制覇に向けて陣営の意気込みは並々ならぬものがあります。

もちろんフローラルウインドの調子も万全・・・
としたいところだったのですが、2週前から調子が落ち始めてしまいました。
この程度は問題ないと思いますが、ジャパンカップ、有馬記念には出れないかもしれません。
つまり、母娘2代制覇出来るチャンスはここしかないかもしれないんです。
(海外なんか行かずに宝塚記念に出走しておけばよかった・・・)

フローラルウインドは3番人気でした。
1、2番人気は共に3歳馬、今年のクラシックでそれぞれ2勝、1勝している馬たちです。
そう言えば、母のシルフィウインドがエリザベス女王杯に出走した時も同じ3番人気で、
1、2番人気は3歳馬でしたね。
結果も同じになってくれるでしょうか?

レースではフローラルウインドは最後方につけました。
そして4コーナー辺りからスーっと前に詰めて行き残り2ハロンで先頭を捕らえ、
後は一気に他馬との差を広げそのままゴール。完勝です。
しかも母のシルフィウインドが持つ芝2200の日本レコードを更新しての勝利でした。

念願だった母娘2代制覇を見事に成し遂げてくれました。
これでフローラルウインドの子供による3代連続のエリザベス女王杯制覇を
目指すことが出来ますね。

2003.4.21
今年もジャパンカップ、ジャパンカップダートがやってきました。
せせらぎ牧場からも、それぞれのレースに出走予定の馬がいます。
ジャパンカップの芝・ダート同時制覇とか狙ってみるのもいいかもしれないですね。

ジャパンカップダートには流星イベントのエンジェルウインド。
本格化前の3歳には厳しいかもしれませんが、頑張ってほしいところです。

ジャパンカップには7歳にして天皇賞(秋)で見事な復活劇を演じたシャドーウインド。
ここも勢いに乗って連勝してほしいですね。

フローラルウインドもジャパンカップに出走を予定していたのですが、
調子が落ちてしまったので、残念ですが回避する事にしました。

まずはジャパンカップダートです。
エンジェルウインドは3番人気になっています。
1番人気は外国馬でBCディスタフの勝ち馬です。
BCディスタフでエンジェルウインドは3着に敗れてますが、差はほとんどありませんでした。
借りを返すことが出来るでしょうか?

レースでは最後の直線に入る時にエンジェルウインドの前に壁が出来てしまい、
一瞬ひやりとしましたが、なんとか馬群をさばいてくれました。
ゴール前はかなりの競り合いになりましたが、エンジェルウインドが見事に競り勝ちました。
BCディスタフでの借りもきっちり返し、GT2勝目を手にしました。

ジャパンカップの芝・ダート同時制覇まで後一歩。
後は、シャドーウインドが出走するジャパンカップです。
エンジェルウインドに続くことが出来るでしょうか?

1、2番人気はともに外国馬。
シャドーウインドは3番人気になっています。
日本代表として好走を期待したいところでしたが・・・

ゴール前、シャドーウインドはいつもの粘りは見せてくれたのですが、
結果は3着に敗れてしまいました。
ジャパンカップの芝・ダート同時制覇はやっぱり難しかったですね。(残念)

シャドーウインドはこのあと、有馬記念にも出走する予定でしたが、
かなり疲労がたまってしまったので、このレースをもって引退する事にしました。

2003.4.23
今年も終わろうとしています。
せせらぎ牧場から送り出した馬たちは今年も熱いレースを見せてくれました。

さて海外でデビューしたブロウペガサスの産駒たちはどうしているでしょう?
気になったので確認してみると・・・

5頭いるブロウペガサス産駒は、全員が1勝のみでした。
重賞に何度か出走しているのですがどうも勝ちきれないみたいです。
まだ3歳なので来年に期待したいところですが、
この分だとGT勝ちは厳しいかもしれないですね。

でも最後まで頑張ってほしいところです。
レースは見る事ができないけれど応援してます。頑張れ〜

2003.4.25
年末になりました。
今年はせせらぎ牧場が誇るGT馬のうち芝レース担当の
シャドーウインドとフローラルウインドが体調を落として放牧しているので、
有馬記念に出走する馬がいないんです。結構さびしいもんですね。

ダート馬であるエンジェルウインドはラブレアS(米GT)に出走するために
遠征を行いましたが、結果は2着と敗れてしまいました。
彼女は強いんですが、まだ安定性に欠けますね。
来年の成長に期待しましょう。

年末の表彰でフローラルウインドが最優秀4歳以上牝馬に選ばれました。
表彰を受けるのは久しぶりです。
今年は海外遠征3連敗がありましたが、
日本ではGT2戦2勝、素晴らしい活躍をしてくれました。

もう一頭、エンジェルウインドが最優秀ダートホースに選ばれました。
4歳になる来年はどんなの活躍をしてくれるのか今から非常に楽しみです。

6歳のフローラルウインドは調教師がまだ頑張れると言ってくれたので
現役を続ける事にしました。
来年は母のシルフィウインドが勝った、
エリザベス女王杯以外のGTに挑戦しようと思います。

シャドーウインドはめでたく種牡馬入りすることができました。

2003.4.28
1月2週、西村里咲さんが訪ねてきました。
昨年、最優秀4歳以上牝馬を受賞したフローラルウインドのお祝いに来てくれたみたいです。
彼女と会うのは本当に久しぶりです。

こうして所有馬を褒めてもらうのはいいものですね。
今年も頑張ろうという気にさせてくれます。
今は彼女とそれほど親しくないですが、
いずれクラブ代表をお願いしてもいいかもしれませんね。

2003.4.30
2月末、エンジェルウインドが
ドバイワールドCの出走馬として推薦されたと知らせが入りました。
彼女は成績が不安定な所もありますが、
昨年ジャパンカップダートに勝ち、最優秀ダートホースに輝いた実績を評価されたみたいです。

本来なら即座に出走すると返事するところなのですが・・・
エンジェルウインドは丁度、放牧から戻ってきたばかりなので、
ドバイまでには準備が間に合いそうもありません。

今回は残念ですがお断りする事にしました。
来年はドバイを目標にスケジュールを組む事にします。
来年も選ばれるように今年は頑張らないといけませんね。

2003.5.3
4歳になるテールブロウ系の牝馬がいます。
彼女は完全に短距離向きで、3歳時の成績は7戦4勝
勝ったのは全て1200Mで負けた3戦は1400Mでした。

ここまで距離の柔軟性がないと出すレースが限られてしまいます。
オープン馬となった今年のとりあえずは高松宮杯を目標に予定を組んでみました。

1月2週、ガーネットS(GV、1200ダート)
3月1週、阪急杯(GV、1200芝)
3月5週、高松宮記念(GV、1200芝)

初の重賞となるガーネットSでは2番人気でした。
スタート後、先頭に立ち最後までかなりの粘りを見せてくれましたが、
結果はハナ差の2着。惜しいレースでした。

気を取り直しての阪急杯も素晴らしい粘りを見せてくれ今度は見事に勝利。
2着に3馬身差をつけての快勝でした。

目標としていた高松宮記念。初のGT挑戦ですが1番人気に押されています。
前走の強い勝ち方が評価されているようです。

レースはいつもどうり快調に逃げて先頭に立ちました。
しかしさすがGTです。楽に逃がしてはくれませんでした。
最後の直線で好位置に付けていた一頭と激しい競り合いとなりました。

結果は惜しくも2着。ガーネットSと同じハナ差で敗れてしまいました。
しかも勝ったのはガーネットSの勝ち馬でした。

同じ馬に2連敗、かなり悔しいです。
きっと秋にはこの馬もスプリンターズSに出て来るでしょう。
この借りはその時に返すことにしましょう。

2003.5.5
フローラルウインドは今年7歳になりました。今年で現役最後です。
目標は母のシルフィウインドが勝っているグランプリレースにする事にしました。

春は宝塚記念ですね。
こんな予定にしてみました。

4月1週、大阪杯(GU)
5月1週、天皇賞(春)(GT)
6月4週、宝塚記念(GT)

まずは大阪杯、放牧明けで調子が上がりきっていないですが、
まだ前哨戦なのでこんなものでしょう。

既にGT2勝しているだけあって1番人気に押されています。
結果はもちろん1着でした。ここでは負けられないですよね。

次は天皇賞(春)です。
このレースは昨年フローラルウインドがGT馬となった縁起のいいレースです。
気持ちよく連覇と行きたいところでしたが、調子が上がってくれません。
それどころか、2週前から下がり始めてしまいました。

ジタバタしてもどうにもならないず、完調には程遠い状態でレース当日を迎えてしまいました。
一番人気にはなっていましたが、かなり不安な気持ちでレースを見守りました。
しかし、フローラルウインドは馬主の不安をよそに後続を3馬身突き放しての圧勝。
見事に天皇賞(春)2連覇を成し遂げてしまいました。

とはいってもこの調子ではさすがに宝塚記念は無理でしょう。
せせらぎ牧場に放牧に出すことにしました。

2003.5.6
今年の1月にデビューしたテールブロウ系の牡馬がいます。
名前はブロウスチーム。

1月デビューではクラシックには間に合わないと思っていたのですが、
3戦目に500万下を勝利してオープン馬となり、
ダービーのトライアルであるプリンシパルSに出走する事になりました。

ここで2着以内に入れれば、久しぶりにクラシックに出走できます。
(前にクラシックに出走したのはいつだったっけ?)

ブロウスチームは1番人気に押されています。
これは結構期待できそうですね。
ブロウスチームの脚質は追い込み、スタート後は最後方に位置しレースを進めます。
4コーナーから仕掛け前にいる馬たちを次々抜き去って行きます。
最後の直線に入った辺りで先頭に立つと、一気に後続を突き放し、見事に勝利してくれました。

なんと2着との差は7馬身。ここまで強い勝ち方をしてくれるとは正直驚きました。
もしかしたらダービーでも期待していいかもしれません。

久しぶりのダービー、楽しみですね〜

2003.5.9
昨年、最優秀ダートホースに輝いたエンジェルウインドが始動します。
今年の初戦は海外遠征する事にしました。

出走するのはミレイディBCH、ハンデ戦のGTです。
彼女は昨年にも2度の海外GTに出走していますが共に敗れています。
今回こそはぜひ初の海外GT制覇と行きたいところですがどうでしょうか?
既にGT2勝しているためかエンジェルウインドの斤量はトップハンデの58キロ。
少し厳しいかもしれません。

レースではスタート後に先頭に立ちます。
ゴール前で後続が詰め寄ってきましたが、なんとか粘り、
初の海外GT制覇を果たしました。今年も幸先良い感じです。

次走は帝王賞にするつもりです。
日本でも実績を上げておかないと来年のドバイに出られないですからね。

2003.5.11
久しぶりにせせらぎ牧場の馬がダービーに出走する日がやってきました。

これまでダービーに挑戦した事があるのはたった一頭だけで
せせらぎ牧場史上、唯一クラシック勝ちのあるソヨカゼだけです。

ソヨカゼは菊花賞を制覇し、せせらぎ牧場でただ一頭のクラシック馬となりましたが、
ダービーの時は2番人気ながら、1番人気の皐月賞馬の前に2着に敗れてしまっています。
(懐かしいですね)

今度はブロウスチームが、せせらぎ牧場2度目となるダービーに挑戦します。
前走、プリンシパルSではオープン戦とはいえ7馬身差の大差で勝っています。
それなりに期待していたのですが、人気は5番人気とあまりたかくありません。
やはり皐月賞、青葉賞で好走した馬が評価されているようです。

レースではいつもどうり後方に待機しています。
4コーナー、前走はここから物凄い勢いで先頭集団を抜き去って行ったのですが、
さすがに本番はそこまで甘くないようです。

最後の直線に入ってもブロウスチームはまだ後方にいました。
少しづつ先頭集団に詰寄って入るのですが、捕らえる事は出来るでしょうか。

残り2ハロンの所で、ようやく6頭ぐらい固まっている先頭の集団に追いつきますが、
他の馬もかなりの粘りを見せて簡単に抜かせてくれません。
それでもブロウスチームはジワジワと先頭との差を詰めて行きます。

残り1ハロン、ようやくブロウスチームが2番手に上がりました。
先頭との差は1馬身。差は除々に詰まってきてますが、
抜けるかどうかは微妙な感じです。

ゴールを駆け抜けた瞬間、頭の中が真っ白になりました。
ブロウスチームはゴール直前で前の馬を抜き去り、
見事にダービー制覇を成し遂げてくれました。

せせらぎ牧場を開設してから36年。
いつもクラシックに挑戦したいと思いながら、晩成馬や短距離馬が多かったため
なかなか出走することも出来ずにいました。
かなり長い道のりでしたが、遂にダービー制覇をする事が出来ました。

ブロウスチーム、本当にありがとう。

2003.5.13
エンジェルウインドの海外GT初勝利や、ブロウスチームのダービー初制覇で
喜びに満ち溢れているせせらぎ牧場に、また1つ嬉しいニュースが飛び込んできました。

ジラフメッツから連絡が入り、アメリカで牧場をやれそうな土地が見つかったので
牧場を開かないか?とのことでした。

もちろん即OKしました。これで海外にも本格的に進出していく事になりますね。
具体的に海外牧場ではどんな事をすればいいのか良く分かっていないのですが、
なんとかなるでしょう。来年が本当に楽しみです。

牧場名は、「ゆうやけ牧場」にしました。

2003.5.16
海外でデビューを果たした、ブロウペガサス産駒達。
全部で5頭デビューしましたが、年末1頭が引退したようで、
現在4頭(牡馬2頭、牝馬2頭)が欧州を舞台に頑張っています。

全頭1勝はしているのですが、なかなか2勝目をあげられないでいました。
しかし、やっと1頭の牡馬が重賞勝ちを収めてくれたみたいです。
勝ったのは1600芝のGV、これで種牡馬に一歩近づきましたね。

次走の予定を確認すると、どうやらもう一度GVに出走するようです。
次もいい結果を残して早くGTに挑戦できるようになってもらいたいですね。

2003.5.17
エンジェルウインドが米GTを勝利した1ヵ月後、
彼女に続き、米GTに勝利した馬が登場しました。

その馬の名前はブロウパフェ。3歳になるテールブロウ系の牝馬です。
彼女はデビューから5戦目でユニコーンS(GV)に出走し、
3番人気ながら余裕のある走りで完勝しました。
彼女は適性はマイルのダートなので初のGT挑戦はアメリカに遠征する事にしました。

出走したレースは1200Mダート戦のプライオリスS(米GT)です。
初GTから海外遠征するのは厳しいかもしれないと思っていましたが、
なんと彼女が1番人気に押されていました。

レース開始後、すぐに先頭に立つとそのまま他馬を寄せ付けずにゴールを駆け抜けました。
大差をつけたわけではないですが、完璧な内容です。

それにしても今年の3歳戦は面白いです。
せせらぎ牧場初のダービー馬であるブロウスチームもいますし、
テールブロウ系3歳馬達はかなり熱いレースを見せてくれています。
この先、この2頭がどこまで活躍してくれるのか、すごく楽しみになってきました。

2003.5.20
初のGTをアメリカで勝利したブロウパフェは、
そのままアメリカに滞在しGTレースに挑戦する事にしました。

まずは、8月1週のテストS(1400Mダート、米GT)に出走。
前走と同じく1番人気です。

レースはいつもどうり先頭で最後の直線に入りましたが、
他の馬の差しもかなりのものでした。
それでもブロウパフェはなんとか粘り、アタマ差で勝利。
海外GTを2連勝です。

海外3戦目は8月5週のキングビショップS(1400Mダート、米GT)
このレースも前走と同じような展開になり、今度はハナ差で勝ちました。
かなりドキドキもののレースでしたが、これでGT3連勝。
どこまで連勝を続けられるでしょうか?

4戦目は9月4週のヴォスバーグS(1400Mダート、米GT)。
このレースは、ブロウパフェにとって初の古馬との対戦となります。
前3戦は1番人気に押されていましたが、このレースでは3番人気でした。
さすがに古馬相手は厳しいかもしれません。

強い雨が降りしきる中のレースとなりました。
スタート後、いつもなら余裕をもって先頭にたつのですが、
今回はなかなか前に出れません。

激しい先頭争いを続く中、突然ブロウパフェが掛かってしまいました。
騎手はなんとかブロウパフェを落ち着けましたが、
ただでさえ3歳には厳しい古馬相手のレースで、これは致命的でした。
最後の直線でに入ってすぐに後方の集団に追いつかれると、
あっという間においていかれ結果は15着と惨敗してしまいました。

海外GTを4戦もしたので結構、疲労もたまっていましたし
ブロウパフェも気が立っていたのかもしれません。
最後のレースは負けてしまいましたが、
海外G1で4戦3勝は立派な成績だと思います。胸をはって帰国しましょう。

2003.5.22
秋競馬が近づいてきました。

ブロウパフェは放牧しているので次走は先になってしまいますが、
それでも今年はせせらぎ牧場からGTに出走予定の馬がかなりいます。
同時期にこれだけ多くのGT級の馬が存在するのはせせらぎ牧場史上はじめて!!
出走予定を組むのも楽しいです。

まずは最年長のフローラルウインド。
彼女は、母シルフィーウインドが勝利したレースである、
BCターフ、ジャパンカップ、有馬記念に出走予定です。

次に来年のドバイ出走を目指しているエンジェルウインド。
彼女の目標はジャパンカップダートの連覇でしょう。
その他に海外遠征もする予定です。

せせらぎ牧場初のダービー馬となったブロウスチームは、
2冠馬になるため菊花賞に向かう予定です。

その他にも、春に同じ相手に連敗を喫してしまい、
雪辱に燃えるている4歳のテールブロウ系牝馬もいます。

秋のG1戦線、せせらぎ牧場勢はどれほどの勢い・活躍を見せてくれるのでしょうか?

2003.5.26
春に同じ馬に2敗してしまい、スプリンターズS(GT)でその借りを返したい
テールブロウ系の4歳牝馬が、本番前の1叩きのためにオープン戦に出走しました。

オープン戦なので当然一番人気になっています。
結果も、もちろん1着に来てくれると信じていたのですが、
ハナ差の2着に敗れてしまいました。
もちろん惜しいレースではあったのですが、ここはオープン戦です。
このレースに勝てないようでは、GTで借りを返すのは難しいかもしれません。

かなり不安を抱えながら、本番のスプリンターズSを迎えました。
彼女は2番人気のようです。
1番人気は借りを返すべき相手である、高松宮記念の勝ち馬かと思ったら違う馬でした。
ライバル馬を探して見ましたが、なんと出走していないではないですか!!

こちらの陣営はかなり力を入れていただけに、肩透かしをくらった気分です。
チョット気が抜けた状態でレースを見る事になってしまいました。
そんな応援の仕方が悪かったのか結果はまたも2着。なかなかG1馬になれません。

レース後、ライバル馬の動向を調べて見ると、毎日王冠(GU)に出走するみたいです。
おそらくその後は天皇賞(秋)に進むのでしょう。
こちらの馬は超短距離馬なので、1200M戦しか出走できません。
ライバルに春の借りを返す機会は、残念ですがもう無いかもしれませんね。

2003.5.28
せせらぎ牧場初のダービー馬であるブロウスチームが2冠目である菊花賞に向けて、
始動しました。

まずは前哨戦として、セントライト記念(GU)に出走。
もちろん1番人気に支持され、レースでも余裕の勝利。本番に向けて準備万端です。

いよいよ菊花賞の日になりました。
ここでも1番人気になっていますが、距離適性が万能(中)の彼に、
3000Mは長すぎるかなとも思います。
でもクラシックはある意味お祭りですからね。細かい事は気にせず、楽しむ事にします。

雨の中でのレースとなった菊花賞。
ブロウスチームはスタート後、中団からやや後方に位置してレースを進めます。
3コーナー辺りから除々に前の進出し、3番手で最後の直線に入りました。
前2頭との差は少しずつですが、開いて行きます。さすがに距離が長いのでしょうか?

しかし残り2ハロンの所で自慢の差し脚が爆発、1頭をかわし、
先頭の馬に一気に詰寄って行きます。
そしてブロウスチームはやってくれました。
ゴール直前で先頭の馬を捕らえ、見事に抜き去ってくれたのです。

これでブロウスチームは見事に2冠馬になってくれました。
物凄く嬉しい反面、チョット心残りも出来てしまいました。

・・・もし皐月賞に間に合っていたら3冠馬になっていたのでは?・・・

もしの話をはじめたらきりがないので、これから先の事を考えましょう。
やっぱりこの後は、ジャパンカップ、有馬記念に3歳代表として出走するべきですよね。
でもこのレースにはフローラルウインドが出走を予定しています。

海外に行くか、それとも初のせせらぎ牧場馬同士の対決を行うか。
う〜ん、迷いますね〜





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