草原の生活

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2003.2.1
ブロウペガサスが3歳になりました。
そうです。クラシックへ向けて熱い一年が始まろうとしています。

まずは皐月賞へむけてのステップとして、スプリングステークスに出走しました。
4番人気でしたが、GT2着の実績のある馬です。
3馬身差の圧勝でした。皐月賞へむけて不安はどこにもありません。

本番の皐月賞。ブロウペガサスは3番人気した。
1番人気は3歳牡馬で唯一のGT馬、朝日杯FSを制覇した馬です。
2番人気は弥生賞で、その2歳牡馬チャンプより先着しています。
まずは2歳チャンプに雪辱を晴らしておきたいところです。

レースではいつもどうりに後方待機、4コーナー辺りから仕掛けて行きます。
しかし、いつもに比べ伸びが悪いです。最後の直線でも前の馬に突き放され10着でゴール。
惨敗してしまいました。

新米の駒井円騎手はなにも言ってはいませんでしたが、どうも距離が長すぎた感じがします。
ダービーに向かうのは無謀な感じがするので次走はNHKマイルCにします。

マイル戦なら活躍してくれるでしょう。
駒井円騎手にもがんばって初GT勝利を手にしてもらいたいものです。

2003.2.2
クラシックを断念したブロウペガサスがNHKマイルCに出走します。
前走の惨敗が影響しているのか6番人気と人気を落としています。

でも前走の惨敗は距離が長すぎたせいのはずです。
朝日杯FSでは2着の実績もあるし、けっしてあきらめませんよ。
鞍上はもちろん駒井円騎手。人気がない分、気楽に乗れていいんじゃないでしょうか。

得意距離でのレースとなったブロウペガサスはそのスピードを見せ付ける形となりました。
序盤はいつもどうり後方から、3コーナーから4コーナーに差しかかる辺りで
先頭を捕らえにかかります。
最後の直線であっさり先頭を捕らえると後続を突き放し3馬身差をつけてゴール。
圧倒的な強さで勝利を手にしました。

GTでこれだけ他馬を圧倒したのは初めてです。
なんかスピードの次元が違う感じのレースでした。(GTですよ?)
もちろん嬉しいのですが、チョット呆然としてしまいました。
もしかしてブロウペガサスってとんでもない馬かも知れません。

新米の駒井円騎手もついにGTジョッキーの仲間入りをしました。
彼女も興奮がおさまらない様子です。ここまで喜んでくれるとこっちも嬉しくなりますね。

さて、次走はどうしましょうか?
普通なら秋のGT戦線に備えて放牧に出しているところですが、
ここまで圧倒的な強さを見せられるとある事に挑戦したくなります。
安田記念。古馬への挑戦です。
古馬と対決するのは早いような気もするのですが、どこまでやれるのか試して見たいです。

そんなわけで安田記念に登録しました。
無謀な挑戦だったかな?でも彼ならやってくれるような気もしています。
(また過剰な期待をしているのでしょうか・・・?)

2003.2.3
ブロウペガサスが3歳ながら安田記念に出走します。
当然、3歳馬で出走しているのはブロウペガサスだけ、5番人気でした。
3歳ではやっぱり厳しいのかも知れません。

レースはやっぱり後方から行きますが、さすがにいつもどうりには行かないみたいです。
最後の直線になってもまだ後方でなかなか前に出る事が出来ません。
やはり無謀な挑戦だった・・・と思っていた時です。
ラスト2ハロンで末脚が一気に爆発しました。

前で競り合っている馬たちを次々抜き去っていきます。
ゴール直前で先頭の馬に追いついた時、ゴールの前を駆け抜けていました。

写真判定の結果、ブロウペガサスはクビ差の2着。
惜しいレースでしたが、私にとっては大満足の結果となりました。
何といってもまだ3歳ですよ。
今の時点でこれだけの走りを見せてくれるなんてこれからどこまで成長するんでしょう。

ブロウペガサスはほんとに将来が楽しみな馬です。
これでは馬主としては(過剰な)期待をしてもしょうがないですよね・・・

2003.2.4
秋のGT戦線に備えてブロウペガサスを放牧中のある日
遂に我がせせらぎ牧場にあの人が訪問してくれました。

有馬桜子さんです。

有馬桜子さんのお目当ては・・・・
ワールドホースの称号を獲得した、
我がせせらぎ牧場が誇る万能馬シルフィウインドの産駒みたいです。
(ちなみに牝馬です(^^♪)

「美しくてつい見とれてしまいました。この子は真のスターホースになれる気がします。」

シルフィウインドはいろいろな意味で記憶に残っている馬です。
ヒシアマゾンの直系牝馬で初のGT勝利をあげ、さらに称号まで獲得してくれたのですが、
資金が足りなくて最高の像を作って上げる事が出来ませんでした。

そのシルフィウインドの子供が真のスターホースになれるかもしれないなんて・・・
もしこの子が称号をもらえるような活躍をした場合に備えて
お金は貯めておかないといけないですね(^_^;)

2003.2.5
秋になりました。放牧から帰ってきたブロウペガサスが、本格的に古馬達と対決します。
まずはスプリンターズSです。

序盤はじっくり脚をため最後の直線で自慢の末脚を見せてくれます。
次々前の馬をかわしていきます。
しかしもう1頭すごい差し脚を見せる馬がいます。確認すると安田記念で勝利した馬でした。
彼はブロウペガサスと同じテールブロウ産駒。さすがにいい脚をみせています。
結局、ブロウペガサスは彼に先着を許し2着に終わってしまいました。

次走はマイルCS。ブロウペガサスは2番人気。
1番人気はもちろん安田記念、スプリンターズSを制した馬でした。
ここで雪辱を晴らしておきたいところです。
いくら相手がテールブロウ産駒とはいえ3連敗は悔しすぎます。

レースではブロウペガサス、1番人気ともに後方に控えます。
最後の直線で後方にいた2頭のテールブロウ産駒が前を捕らえにかかります。

ブロウペガサスはスッと前に行きますが、
1番人気は馬群を囲まれなかなか前に出れない様子です。
ブロウペガサスは一気に前の馬たちをかわし、残り2ハロンのところで先頭に立ちます。
少し仕掛けるのが遅れた1番人気も猛然と前に迫ってきています。さすがに強い。
しかし今度はブロウペガサスが1番人気を抑えてゴール。
駒井円騎手と共にGT2勝目を手にしました。

2003.2.6
ブロウペガサスは年末に香港カップに出走しました。
当然ですが安田記念からマイルCSまで激闘を繰り広げたあのライバルは出走していません。
彼と違うレースに出走するのは久しぶり。
彼のいないレースで負けるはずはないですよね。

レースは安心してみていることが出来ました。
結果はやはり3馬身差をつけての圧勝でした。

年末、ブロウペガサスと同じテールブロウ産駒のライバルが引退。種牡馬入りしました。
これでライバルのいない来年のマイル・短距離戦線は、
ブロウペガサスの独壇場になるんじゃないかな。

2003.2.7
年が明けました。
今年はブロウペガサスがマイル・短距離戦線を総なめする予定の年です。
(強気すぎるかな?)

予定はこんな感じにしました。

高松宮記念→京王杯SC→安田記念
放牧(1ヶ月)
スプリンターズS→マイルCS→香港スプリント

さあ全勝することが出来るでしょうか。でもそんなに甘くはないかな。

まずは放牧明け、高松宮記念です。
もちろん1番人気になったブロウペガサスは危なげなく勝利しました。
今年は幸先いいですね。この調子で全勝しちゃいましょう。
(調子に乗りすぎかな??)

2003.2.8
祝!!!!

つ・い・にあの話が私の元に舞い込んで着ました。
クラブ開設です!!。

これって私も馬主として認められてきたと言うことですよね。
今までの活躍馬、シルフィウインド、ソヨカゼ、ブロウペガサス、他にもたくさんいますが、
ほんとに彼らのおかげです。

WP6ではがんばればクラブでも牧場を持てるそうですから、
ヒシアマゾンの牝系発展もやりやすくなるんじゃないかな。

今のところヒシアマゾンの牝系からの活躍馬は少ないですけどまだまだこれからです。
これからもがんばって行きましょう。

2003.2.9
さて今年全勝が目標のブロウペガサスが京王杯SCに出走します。
当然の1番人気そして圧勝。
もはや死角はないんじゃないかと馬主は浮かれまくっています。

そして今年3戦目安田記念です。
ここも当然1番人気、馬主もこれっぽっちも負ける事は考えていません。
しかし、最後の直線でブロウペガサスは馬群に包まれていました。
少しすれば前も開くでしょうとまだ馬主は楽観的に見ています。
しかしブロウペガサスの前に出来上がった壁はまったくあきません。
さすがに馬主も焦ってきますが、もちろんどうしようもありません。
前がようやく開いたのはのこり1ハロンになってからでした。
猛然と前の馬をかわして行きますが、ここからではブロウペガサスでもどうにもなりません。
結果は4着でした。

これで馬主が勝手に立てた今年全勝するという目標はもろくも崩れ去ってしまいました。(泣)
(やっぱり甘くはなかったですね・・・)

夏、牧場長に一人の牧童を紹介されました。
牧童イベント、懐かしいです。
せせらぎ牧場も騎手を目指す人が働くまでに大きくなったって事ですよね。
がんばって一流の騎手を目指してほしいものです。

2003.2.10
秋、ブロウペガサスの快進撃をとめられるものはもはや存在しませんでした。
スプリンターズS→マイルCS→香港スプリント
と3つのGTに出走しましたが全て圧勝。
馬主が期待していたのもあながち誤りではなかったみたいです。
(安田記念での不利が悔やまれます)

年末ブロウペガサスは引退する事になりました。
通算成績:15戦10勝
GT勝ち:7回

こうしてみると素晴らしい成績ですね。
世間の評価も当然高く、ブロウペガサスに3つのニュースが舞い込んできました。

1つ目は、今年の年度代表場にブロウペガサスが選ばれました。
せせらぎ牧場から年度代表場が誕生したのは万能馬シルフィウインドに続いて2度目です。
ワールドホースの称号に輝いた彼女と肩を並べる存在になりましたね。
その他にも最優秀4歳上牡馬、最優秀スプリンターにも選ばれました。

2つ目は、ブロウペガサスの殿堂入りが決まりました。
称号をもらうことは出来ませんでしたが、プラチナ像を作る事になりました。
(称号もらうって難しい・・・)

3つ目は、シンジケートを組む話が持ち上がりました。
ここまで認められたのは非常に嬉しい事なのですが、
ブロウペガサスは、ぜひせせらぎ牧場に帰ってきてほしいのでこの話は断りました。
(テールブロウの時はかなり悲しかったですからね・・・)

テールブロウ産駒の活躍は相変わらず凄く毎年のようにリーディングに輝いているのですが、
ブロウペガサス程の活躍をした産駒はいません。
テールブロウの引退も近いので(この時点で22歳)
ブロウペガサスには後継種牡馬としてがんばってもらいたいものです

2003.2.11
クラブが本格的に開設されました。

名前はこだちクラブ
これからはクラブ経営にも力をいれる必要があると秘書にもいわれました。
クラブ経営といっても何をすればいいのかよくわからないので、
せせらぎ牧場で生産した馬の中で所有しない馬を全てクラブ所有にしました。

前作のクラブはここまですれば後は勝手にやってくれたのですが、
WP6ではだいぶ違うみたいですね。
募集金額を決めなきゃいけないみたいです。

でも大体いくらに設定すればいいのかよくわからないので、
始めに表示された金額のままにしました。
こんな事でいいんでしょうか?

もちろんよくなかったみたいです。
募集を開始しましたが、クラブが所有する13頭の中で50口以上売れた馬はいませんでした。
資金が5億から始めたこだちクラブでしたがもう残りの資金は2億を下回っています。

馬鹿な馬主のせいでいきなり経営難に追い込まれたこだちクラブですが、
今後やっていけるのでしょうか?
(クラブ経営って難しそう・・・)

2003.2.12
せせらぎ牧場のエースとしての期待を背負ってデビューした
1頭の牝馬がいました。彼女の名前はフィーウインド。

デビューから3年。彼女は6歳にしてようやく重賞勝ちを手にする事が出来ました。

彼女は晩成のためデビューは3月と遅く、3歳の成績は5戦1勝でした。
翌年、晩成でもそろそろ活躍してくれるかもしれないと思い、
4歳になった彼女を期待をもって見守りました。
しかし好走はするものの勝ちきれないことが多く条件戦を卒業することが出来ませんでした。

5歳になった時、3着となったレース後に新米の駒井騎手が、こう言っていました。
「最後の直線で伸びなかったのは、坂の影響かもしれません。」
かなりショックでした。いままで彼女はほとんど東京と中山のレースに出走していたからです。

なんて事でしょう。いままで苦手なコースを一生懸命走っていたなんて・・・
気づいてあげられなくて本当にごめんなさい。

その後はローカルの競馬場を中心に出走登録をするようにしました。
そのおかげか彼女は勝利をかさね年末には条件戦を卒業しました。

そして明け6歳、小倉記念(GV)にてようやく重賞を制覇しました。
GTではありませんが苦労した分だけ勝った喜びも一際大きかったですね。
疲労もたまっていたので彼女には放牧に出てもらいました。

さて今後どこを目指しましょうか?
東京と中山の坂がきついのは知っているのですが、関西の競馬場はどうなのでしょうか?
(あんまり競馬場について詳しくないんです・・・泣)
彼女の勝ったレースの中に京都と阪神が1勝づつあるので、
関西なら大丈夫かもしれないですね。
あと海外の競馬場はどうなんでしょうね?
京都と阪神がだめだったら海外挑戦をしてみるのもいいかもしれません。

けっこう不安もありますがフィーウインドには今後もがんばってもらいたいものです。
なんたってせせらぎ牧場のエースですからね。
(あまり活躍出来ていないけど・・・)

2003.2.13
3月にこだちクラブの代表が挨拶に来てくれました。

「順調にいっています。このまま行けばほとんどの馬が売り切れそうです。」

あれ?ほとんど売れてなかったんじゃなかったっけ?
確認するとほとんどの馬が残り100口以下になっていました。
こだちクラブの資金もいつのまにか5億を超えています。

どうやら一気に売れるのではなく除々に売れていくみたいですね。
(普通に考えたらあたりまえか・・・)

始めはどうなることかと非常に不安でしたが、
どうやらクラブ経営もそんなに難しくはなさそうです。
あとはクラブ所有の馬たちが活躍してくれるのを待つばかりですね。

2003.2.14
せせらぎ牧場にはエースの他に有馬桜子さんに真のスターホースになるかもしれない
といわれデビューを果たした牝馬がいます。
彼女の名前はコールドウインド。せせらぎ牧場が誇る万能馬、シルフィウインドの産駒です。

もちろんかなりの期待をしながらデビュー戦を応援していたのですがなぜか7着と惨敗でした。
特に不利があったようには見えなかったのですがどうしたのでしょう?

気を取り直して第二戦・・・に向かおうとしたのですがいきなり調子を崩し泣く泣く放牧へ
放牧明けの第二戦。今度こそという気持ちが強かったのですが結果は3着。
デビュー戦とは違い惜敗でしたが、なぜか未勝利を脱出できません。
デビューは2歳の10月なので晩成と言うこともないはずなのですが・・・

レース後、騎手から報告がありました。
「最後の直線で伸びなかったのは、坂の影響かもしれません。」

ガーン・・・・
コールドウインド、オマエモカ・・・
なぜイベントのあった馬たちがそろいもそろって坂が苦手なのでしょうか。

次走は中京競馬場に出走。結果は4馬身の差をつけての圧勝でした。
どうもWP6では坂が苦手なのは致命的みたいです。
でも早い段階でわかったのはよかったかもしれませんね。
レースを選べばそれなりに活躍はしてくれそうだし。
(真のスターホースにはなれないかも知れないけど・・・)

2003.2.16
ローカル競馬場に出走するようになったコールドウインドは、
条件戦を順調に勝ちあがって行きました。
500万下を6馬身差、1000万下を3馬身差と圧勝を続けました。
さすがに地方競馬場なら強いです。

しかしここからが困りました。
地方競馬場に1600万下のレースがないのです。
仕方ないので、阪神の1600万下に出走して見ましたが、4着。
惨敗です。やっぱり中央の競馬場は厳しいみたいです。

こうなったら格上挑戦しかありません。
地方競馬場なら格上に挑戦してもなんとかなるかもしれません。
(何とかならなかったら出走できるレースがありません・・・)

というわけで11月に福島記念(GV)に出走しました。
祈るような気持ちで見守っていましたが、結果はハナ差の2着。
コールドウインドもなんとかオープン馬になることが出来ました。

2003.2.17
オープン馬となったコールドウインドは年末に中日新聞杯(GV)に出走しました。
結果は1馬身の差をつけて勝利。ようやく海外への挑戦権を手にしました。
これで来年は海外GTに出走できます。
海外でスターホースを目指しましょう。

もう1頭の坂が苦手な馬、フィーウインドですが、海外へ遠征しようとしました。
しかし調教師からショックな一言が・・・
「フィーウインドは海外では苦戦するかも知れません。」

彼女は坂だけではなく、環境の変化も苦手みたいなのです。
かなり八方ふさがり状態です。
坂と環境の変化とではどちらが致命的なのでしょうか?
もしかしたら環境の変化ぐらいは耐えてくれるかもしれないと思い
海外GTに出走してみることに。
結果は7着と惨敗。現実は厳しいです。

その後は調子を崩し放牧へ、放牧明けはローカルの重賞に出走しましたが
好走はするけど、勝利することはありませんでした。ピークを過ぎてしまった感じです。

年末フィーウインドは引退、繁殖入りしました。
彼女にはパワーのある種牡馬を種付けする事にします。
かなり後悔の残る現役生活だったけど、きっと子供達が悔しさを晴らしてくれるでしょう。
いままでお疲れ様。これからは繁殖生活をがんばってね。

2003.2.18
今では不世出の名種牡馬とまで言われているテールブロウも今年23歳
遂に引退の時を迎える事になりました。

種牡馬入りした産駒はブロウペガサスを筆頭に6頭。
リーデングサイヤーに輝くこと10回。
ここ6、7年は彼がリーデングを独占していました。

彼はヒシアマゾン産駒唯一の種牡馬として最高の活躍をしてくれました。
本当にお疲れ様と言ってあげたいです。

今までのテールブロウの思い出に浸っていると、
秘書から衝撃的なニュースを聞かされました

「その血脈の繁栄ぶりによりテールブロウが新たな系統として認められ、
歴代の大種牡馬と肩を並べる存在となりました。」

なんとテールブロウ系が確立したのです!!
正直、ここ数年間、彼の活躍ぶりから密かに期待はしていました。
でも引退する年に系統確立をするとは、なんて劇的なんでしょう。

テールブロウが種牡馬入りした時、
いつかテールブロウ直系の子孫が系統確立したら素晴らしいと思い、
せせらぎ牧場の目標の一つにした事が思い出されます。
それがこんなにも早く、それもテールブロウ自身の系統が確立出来るなんて。

テールブロウは今年で引退ですが、これからはブロウペガサスを筆頭に後継種牡馬たちが、
テールブロウ系を盛り上げてくれることでしょう。
今後もせせらぎ牧場はテールブロウ系の発展のためにがんばるからね。

2003.2.19
坂に苦しみながらなんとか重賞勝ちを手にしたコールドウインドも4歳になりました。
今年は中央開催の坂を逃れるため海外遠征を目指す予定です。
(海外競馬場に坂があるのかは知らないけど・・・)

彼女の馬場適正は芝なので遠征先は欧州にする事にします。
まずは小手調べにGVに出走する事にしました。
そして結果は・・・15着
予想以上の惨敗ぶりです。呆然としてると騎手が、やはり坂の影響だと教えてくれました。

やっぱり海外競馬場にも坂はあるんですね・・・・
(当たり前か・・・)

しかしこうなると、どこを走らせていいのかさっぱりわかりません。
これは坂のある競馬場がどこなのかチョット勉強する必要がありそうですね。
このままではコールドウインドに申し訳なさ過ぎますし・・・
(フィーウインドには本当に申し訳なかったけど・・・)

2003.2.20
いろいろ調べて見た結果、坂のある競馬場は以下のようです。

東京、中山、阪神、福島、欧州

どうやら中央開催でも京都は大丈夫のようですね。
馬場適性が芝のコールドウインドがGTを狙うとしたら、
米国の芝GTか、京都のエリザベス女王杯になりますね。

なのでコールドウインドの目標は秋のエリザベス女王杯にする事にしました。
何といってもエリザベス女王杯は母のシルフィーウインドが勝利しているレースです。
母娘で同一GT制覇をぜひ目指しましょう!!!

とりあえずは小手調べに米国のGVに出走する事にしました。
結果は・・・ハナ差の2着。惜しいレースでした。
でもGVで勝たないのではGTは厳しいかもしれないと思った時でした。
ふと見たら、コールドウインドが背負っていた斤量が58キロ・・・

こんなに背負わされているなんてちっとも気がつかなかった。
これは完全に私のミスですね。本当にごめんなさい。
あれだけの斤量でこの走りが出来るのであればGTでもいい勝負が出来るでしょう。
次走は米国のGTに出走することにします。

次こそベストな環境で走れる(ハズ)だからがんばってね。(^_^;)

2003.2.21
コールドウインドが初のGTに挑戦します。
出走するのはゲイムリーBCH(米)。
忘れないように斤量をチェックすると53キロ。今回は坂も斤量も問題ないです(笑)

GVの2連敗のせいか9番人気と人気はありませんが、
前走までは不利な環境でのレースだったので参考にはならないはずです。

レースは、最後の直線で3頭の壮絶な叩きあいとなりました。
先頭はコールドウインドですが、他の2頭との差はわずかに半馬身差。
残りが、2ハロン、1ハロンとゴールが近づいてきますが、体制は変わりません。
なんとかそのまま粘ってほしい。

しかしゴール直前、他の2頭がコールドウインドに追いついたところでゴール。
写真判定の結果、コールドウインドはクビ差の3着でした。

惜しいレースでした。
でも坂さえなければコールドウインドはGTでも十分活躍できそうですね。
とりあえずコールドウインドには秋に備えて放牧に出てもらうことにしました。

2003.2.23
秋のエリザベス女王杯に向けてコールドウインドが始動します。
まず放牧明け初戦はマンノウォーS(米GT)です。
前走の好走したせいか人気は4番人気まで上がっています。

レースでは3番手と好位置につけ4コーナーを回って行きます。
ゴール前、ジリジリと先頭との差を詰めて行き追いついたところでゴール。
またも写真判定です。
ドキドキしながら確認するとなんとかハナ差で勝利。
これでコールドウインドもGT馬に仲間入りです。
エリザベス女王杯の母娘制覇にむけて好調なスタートを切れました。

2戦目はイエローリボンSに出走しました。
人気は8番人気。GT勝ちのあとなのになぜか人気を落としています。
強い馬が出走しているのでしょうか?
海外だと新聞がないので他の出走馬の成績がわからないですね。

レースでは最後の直線でいい粘りを見せてくれましたが結果は4着。
GT連覇とはいきませんでした。

そして本番のエリザベス女王杯の日がやってきました。
しかし体調を確認すると少し調子を落としてしまっていました。
まだ放牧明け3戦目なのに・・・。海外遠征の疲れが出てしまったのでしょうか?

放牧に出すべきかものすごく悩みます。
コールドウインドは現在4歳。もしかしたら来年にもチャンスはあるかもしれませんが、
ここを目標にしてきたのでやっぱり出走してもらうことにしました。

コールドウインドは12番人気とかなり低い人気でした。
調子を落としているとはいえ仮にもGT馬。ここは意地を見せてほしいところです。
結果は1馬身差の5着でした。
敗れはしましたが、素晴らしい粘りをみせGT馬として恥ずかしくないレースでした。

2003.2.24
年末になりました。
調教師からピークが過ぎているといわれたため、
コールドウインドは今年で引退する事になりました。

エリザベス女王杯の母娘2代制覇はなりませんでしたが、
母娘2代のG1制覇は成し遂げました。

これからは繁殖をがんばってほしいものです。
シルフィーウインドから続く母娘3代のGT制覇を目指しましょう。
そのためにも坂に強い産駒を生まないといけないですね。

年が明けて、せせらぎ牧場も27年目を迎えました。
今年遂に全ての牧場施設の拡張が終わりました。
いや〜長かったですね〜。
(のんびりやってきたから、仕方ないんですけどね)

知人が来てくれてパーティーが開かれました。
前作はこれがエンディングの一つでしたね。
今回はエンディングの代わりにグワムへ旅行に行くみたいです。
秘書がいきなり戦争時の話をした時は、なんの繋がりがあるのか正直疑問でしたが、
まあ深くは考えないことにします。

2003.2.25
コールドウインドが引退した後、所有馬はまた条件馬ばかりになりました。
なかなか続けて強い馬は出てくれないですね。
馬主があまり配合の事に詳しくないのが原因なので仕方ないんですが・・・

愛馬たちのレースに一喜一憂しながら過ごしていると、
8月にジラフメッツがせせらぎ牧場を訪ねてきました。
話を聞くとアメリカに牧場を持たないかとの事でした。

ついに来ましたね。
WP6の最大の目玉である海外牧場の話が!!

ジラフメッツは話すだけ話して帰ってしまったのでこの後どうすればいいか
わからないのですが、そのうち話が進んでくれるでしょう。

このあいだ、クラブの代表からクラブ牧場の話も在りましたし、この先も楽しみです。
(それ以降クラブ牧場の話は何も進展してないのですが・・・(^_^;))

2003.2.26
クラブ牧場の話が来てから1年ぐらい音沙汰がないので、
気になってクラブの代表に会いに行きました。
そしたら向こうからクラブ牧場の話をしてくれました。

ほったらかしてたのがいけなかったのかな?
まあ、これでクラブ牧場も持つことが出来そうです。
クラブ牧場を開設するのために資金が3分の1減ったのが気になりますけど・・・
(これだとアメリカに牧場が開設できないのでは・・・)

資金はそのうち、またたまるでしょうから気長にやるしかないですね。
(またか・・・?)

牧場名は何にしようかな?

2003.2.27
年が明けると一人の騎手がデビューを果たしました。
3年前にせせらぎ牧場で牧童として働いていた三条メグ騎手です。
がんばって一流騎手を目指してほしいところです。

何年か前から応援している駒井円騎手の昨年の成績は19位。
騎手の中で除々に頭角を現してきた感じが在ります。
これからは、二人に優先的に騎乗依頼しようと思います。
(今のところ条件馬しかいないけど・・・)

話は変わってついにクラブ牧場が開設しました。
名前はこだま牧場にしました。
牧場長にはせせらぎ牧場の牧場長をしている牧野若葉さんの妹の牧野双葉さんに
お願いする事にしました。
双葉さんはいろいろ勉強しないといけなさそうだけど、一緒にがんばって行きましょう。

2003.2.28
せせらぎ牧場のエースとしての期待を背負いながら、
パワーがなく坂が苦手なため現役時代に十分な活躍が出来ずに引退した
フィーウインドの初産駒の牝馬が3月にデビューしました。

彼女には母みたいにエースイベントが発生する事はありませんでしたが、
牧場長は大物の雰囲気があると、太鼓判を押してくれました。

デビュー戦は中山のダート戦です。
ダート戦なら確か坂の影響は出ないはずですよね。
あ、でもパワーが足りないとダートってだめなんでしたっけ?

彼女の父親はパワーの因子を持っている種牡馬を選びました。
だからきっとパワーが足りないって事にはならないと思うのですが・・・
(でも母親に似たらパワーが足りない事もありえますね・・・)

レースではスタート直後から先頭に立ちます。
そのまま3コーナーから4コーナーをまわり最後の直線へ。
見ている方も緊張します。最後の直線で失速しないでほしいと祈っていました。
彼女はそんな馬主の心配を吹き飛ばしてくれました。
最後の直線では後続をジリジリと引き離し、二馬身の差をつけて勝利。
見事にデビュー戦を飾りました。

レース後、騎手からはパワーが在るかどうかコメントはしてくれませんでしたが、
これだけの走りをしてくれればたぶん大丈夫でしょう。
(大丈夫だと信じたい・・・)

母親が成し遂げられなかったGT制覇にむけてがんばってほしいものです。
でもデビューが遅かったから活躍するのは4歳以降でしょうね。気長に見守る事にします。





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