草原の生活

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2002.12.13
ついにWinning Post6が発売!!
発売が決定してからどれだけこの日を待ちわびたことか・・・
即購入しインストール作業、馬主登録とおなじみの作業をサッと終わら・・・
ん?馬主タイプ??なんと、7つもの馬主から選べるんですか?

僕はのんびりほのぼの型なので一度始めたら、めったにやり直しはしません。
つまり最初に選んだタイプ以外は、遊ぶことがないかもしれないんです。
これはさすがに迷いました。
結局、選んだのは『新規独立タイプ』
一番、大変と有馬桜子さんが言っていましたが、たぶん何とかなるでしょう。
後は、天本恭子さんにお願いし、静内に『せせらぎ牧場』を開設しました。

スタートすると鳳雅輝がいきなり現れ、繁殖牝馬を見せろとのこと、
『新規独立タイプ』では繁殖牝馬を最初に選べるらしい。どれにしようかな。
悩んだ末、ヒシアマゾンに決定。初期繁殖牝馬も実名になったんだね。
14歳なので少ししか種付けはできないけど、
牝馬が生まれてヒシアマゾンの血がつながる事を期待してます。
こうして馬主生活がスタートしたのでした。

2002.12.14
WPシリーズではおなじみですが、3歳の牡馬と2歳の牝馬がもらえました。
牧場長になってもらった若菜さんが「息の長い活躍をしてくれそう」と
コメントしてくれた馬に決めました。このコメントも懐かしいですね。
さっそく名前と厩舎をきめ3歳馬を預けた厩舎に行くと、調教師が、
「大物感に溢れている。なかなかの逸材」とべた褒めしてくれました。

そして3月2週とうとうデビューです。オッズを確認すると2番人気、
これなら勝つことも十分期待できます。さて騎手に作戦を指示しようかな・・・
ん?大逃げ?なんか指示できる作戦が増えていますね。
ん〜大逃げしてみたい。展開を確認すると他に逃げる馬はいないみたいだし・・・
思い切って大逃げを指示します。裏目に出ないように祈りながらレース観戦することに。

好スタートを切り作戦どうりに先頭に立ちます。
よしよし順調に逃げてるとおもったら、さすが大逃げ。とまりません。
後続をかなり引き離し、実況も「これは大逃げです。」と大興奮。

最終コーナーを回って直線に入ってもうしろからは何もきません。
残り200M、後続場馬が追いついてきて画面上に姿を現しました。逃げ切れるか!!
残り100M、除々に差がなくなってきたけど何とか逃げ切れそう。がんばれ!!
残り50M、1頭がすごい差し足を見せて突っ込んできます。あとすこし!!

結果はゴール寸前で差されてしまいクビ差の2着。惜しかった。
大逃げじゃなかったら勝てたのでしょうか?でも印象に残るレースだったからまあいいか。

3月4週リベンジに燃えて新馬戦に再挑戦しました。
今度は1番人気に押され、5馬身差の大勝。将来が楽しみになってきました。

4月1週、ヒシアマゾンが待望の牝馬を出産。
この牝系を大事に育てていくことが、せせらぎ牧場の当面の目標に決定しました。

2002.12.15
5月、種付けの季節がやってきました。
ノミネーションセールというものに誘われたので行ってみると種付け株のセリでした。
種付け株といえばWP初代にもありましたね。
シンジケートが組まれた種牡馬は種付け株を持っていないと種付けできませんでした。
今回は、余勢株を買えばシンジケートが組まれた種牡馬でも種付けできるんですね。
いつかは、シンジケートが組まれるような馬を所有したいものです。

まあ将来の目標はさておき、今年はヒシアマゾンのためにアグネスタキオン
の余勢株を競り落とし、種付けを行いました。
牧場長も非常に優れた配合とほめてくれました。いい子を産んでね。

新馬戦で勝ったお馬さんはその後、2着、4着、7着と勝ちきれません。
ところが9月にいきなり7馬身の差をつけての圧勝劇を演じました。
今までのレースはなんだったんだろう。
チョット調子を落としてしまったので放牧に出すことに。復帰は来年かな。

6月3週、もらったもう一頭の2歳牝馬もデビューしました。
スケールが大きいと調教師に言われたこの子は期待どうりデビュー戦を勝利しました。
スケールの大きいこの子なら阪神JFに挑戦できるかも。期待が膨らみます。
でもその後の2戦の相手が『ツキノヒカリ』『ロシアンルーレット』。
このスーパーホース達の前に大敗を喫してしまいました。
やっぱり背伸びせず、条件戦で地道にがんばって行ったほうがいいね。
2着、2着、3着と惜しいレースが続いたけど、年末に2勝目をあげました。
いい気分で年を越せそうです。

この牝馬、翌年は2勝し、11戦4勝という成績で引退。繁殖入りしました。
実はまだ走れそうだったけど、繁殖入りを急いだのには理由がありました。

せせらぎ牧場で所有しているたった1頭の繁殖牝馬である
ヒシアマゾンが16歳を迎え引退してしまうのです。
他の繁殖牝馬を購入すればいいことなのだけれど、せせらぎ牧場は今深刻な財政難を
迎えつつあるのです。原因は年末の借金返済です。
つまり年末ために資金を残しておくには、新しい繁殖牝馬など買えないんです。
理由はどうあれ繁殖牝馬になる以上、いい子を産んで欲しいものです。

翌年、はじめにもらったもう1頭の牡馬も18戦5勝で引退しました。
なかなか勝ちきれず、条件戦を卒業できませんでした。

2002.12.16
ついにヒシアマゾン産駒の牝馬がデビュー。一番人気。
結果はデビュー戦で初勝利を飾ってくれました。これは、せせらぎ牧場にとっても
デビュー戦であり、初勝利であります。はじめにもらった競走馬も引退した今、
せせらぎ牧場の歴史が本当に始まったんだと思える瞬間でした。

せせらぎ牧場の目標であるヒシアマゾンの牝系の発展ですが、
ヒシアマゾンは産駒に牝馬が2頭、牡馬が1頭を残してくれました。

初めの1頭はせせらぎ牧場のデビュー戦を飾ってくれた牝馬「キタイノカゼ」
キタイノカゼは10戦3勝と成績はあまり良くなかったのですが、
WP6を通じて初のオープン勝ちをしてくれました。
(私のレベルの低さがよくわかりますね・・・(^_^;))

次はノミネーションセールでアグネスタキオンの余勢株を購入し種付けを行った時に
誕生した牝馬「フリーウインド」
フリーウインドは、デビューしてからオープン馬になるまで12戦かかりました。
惜くも敗れるレースが多く、12戦の内訳は1着6回、2着5回、3着1回でした。
彼女の脚質は追込み。最後の直線は豪快に追込んでくれるのですが、
ぎりぎり届くか、届かないかといった展開になり、いつもドキドキさせられます。
まあ、楽しくていいんだけどね。

最後の1頭は、牡馬で「テールブロウ」
3月のデビュー戦勝利後、3着、4着と足踏みをしたのですが、その後が凄かった。
放牧明けの8月に500万下、10月に1000万下、11月に1600万下を
姉より凄い追込みで快勝。12月のオープン戦、ファイナルSも勝ち4連勝。
疲れも見せなく好調なので、G3平安ステークスに挑戦しました。
新聞を見ると1番人気。期待してしまいます。

スタート直後はいつもどうり、最後方に待機、3コーナー手前から追込みに入ります。
なんと4コーナーに差し掛かる時には先頭に立ちその後、後続を突き放して圧勝劇を
演じてくれました。彼の走りっぷりに思わず見とれてしまいました。

レース後も好調を維持していたので、GT初挑戦を決意しました。フェブラリ−Sです。
コースポもテールブロウのことをTOPで扱っています。
注目を一身に浴びて初のGT挑戦となるフェブラリSがスタートします。

彼はいつもどうり最後方から行きます。第4コーナーから序々に差を詰め最後の直線、
持ち前の差し脚を存分に生かして前にいる馬達を次々抜いていきます。
しかし先頭を行く一頭がしぶとく粘っていて届くかどうかはかなり微妙です。
残り100、50とゴールが近づくのを固唾を呑んで見守りました。

しかし、願いもむなしく結果はクビ差の2着に終わり、
連勝も5でストップしてしまいました。
その後、高松宮記念に出走しましたが、結果は5着、チョット調子を落としていたので、
放牧に出すことに、夏以降またがんばってね。

2002.12.17
放牧から帰ってきたテールブロウですが、夏以降の出走はどうするべきか考えました。
GTの2戦が、共に1番人気に押される実力馬なので当然、出走するのはGTでしょう。
かれならきっとGT馬になってくれるはずです。もうこうなったら海外だってかまわないはず。
(かなり親バカ入ってますね。馬主バカ?)
とこんなローテーションを組んでみました。

8月3週:モーリスドギース賞(GT)(仏)
9月1週:フォアゴー賞(GT)(米)
10月1週:スプリンターズS(GT)(日)
11月3週:マイルCS(GT)(日)
12月3週:香港マイル(GT)(香港)

夏以降がほんとに楽しみです。

一方、お姉さんのフリーウインドのほうは、オープン戦を1勝し18戦7勝の成績で引退
繁殖入りしました。

2002.12.18
我がせせらぎ牧場から初の海外GT挑戦がやってきました。
テールブロウは放牧明けのせいか、パドックではチョット元気がなさそうな様子。
でも、1番人気に押されています。やっぱり海外でも注目されてますね。(^o^)丿

海外でも変わらず後方待機です。4コーナーから最後の直線、いつもに比べると差し脚がすこし
鈍いかも、先頭がかなり粘りそう、と不安なことばかり思ってしまいましたが、
ラスト1ハロンで5頭をかわしてゴールイン、せせらぎ牧場からGT馬が誕生した瞬間でした。

せせらぎ牧場が開設してから6年目でした。ちょっと興奮がおさまりません。
これでテールブロウは種牡馬入りできるかな?かれのために種牡馬施設を作らなきゃ。
貧乏は相変わらずだけど、がんばってくれたからね。こっちもチョットは無理してもいいかな。

その後、フォアゴー賞2着、スプリンターズS5着とやっぱりGTで常勝とはいきませんでした。
しかし放牧明けの翌年、テールブロウは短距離戦線の中心となっていました。
フェブラリ−S2着、高松宮記念1着、WRターフクラシックS(米GT)1着、安田記念3着
スプリンターS4着、マイルCS5着となんとGTを2勝しました。

年末、通算成績19戦9勝、GT勝ち3回と言う堂々たる成績で種牡馬入り、
彼のために新設した種牡馬施設に迎えました。

2002.12.19
ヒシアマゾンが残してくれた三頭のお馬さん全てが繁殖入りしてくれました。
牝馬のキタイノカゼとフリーウインンドは、牝系の発展のためにがんばっていこうね。

正直チョット予定外だったのが、種牡馬入りしたテールブロウ。
まさかこんなに早く自牧場に種牡馬が誕生するとは思ってもいませんでした。
ヒシアマゾン産駒で種牡馬になったのはこの子だけです。
ぜひがんばって後継種牡馬を送り出してほしいものです。
将来、かれの子孫の中から系統確立する種牡馬が誕生してくれたらすばらしいですよね。
そんなわけで、せせらぎ牧場の目標が一つ増えました。

さっそくテールブロウのお嫁さんのために基本施設の拡張を行い、
海外から輸入繁殖牝馬を購入しました。

種付けの時期になりました。

テールブロウ、結構人気があるみたいです。なんと13頭に種付けの依頼がありました。
もちろん他の牧場に負けてられません。せせらぎ牧場でも4頭に種付けを行いました。

2002.12.22
現在、せせらぎ牧場の施設がどうなっているかを整理すると、
基本施設:一段階拡張
種牡馬施設:導入済(初期段階)
こんな感じです。幼駒のための施設が全然ありません。

というわけで、せせらぎ牧場の施設拡張計画を立てました。
@観光施設
A牧草入替
B幼駒育成施設
Cトラックコース
D坂路施設

観光施設は幼駒のための施設ではないですが、施設拡張にはお金がかかるので、
まず収入源を確保します。
それと、やっぱりテールブロウ達を皆にみてもらいたいじゃないですか。

といったわけで早速、観光施設を導入しました。
たくさんの人がせせらぎ牧場に見に来てくれるとうれしいですね。

2002.12.23
せせらぎ牧場の代表繁殖牝馬のキタイノカゼ、フリーウインド産駒がデビューし始めました。
それほど強い馬はいないですが、みんな条件戦でがんばっています。
いずれ、母を超えるような牝馬が出ることを期待しましょう。

当然ながら現在の所有馬は条件馬ばかりです。あまりお金を稼いではくれませんが、
牧場開設から10年経過し、借金を払い終えたので、何とかやっていけます。
ただ施設拡張は難しいですね。まあまだまだ序盤です。
苦労を重ねておけば、後で感じる喜びも倍増するはず、と信じたいな。

牧場経営の資金が厳しいので、キタイノカゼ、フリーウインドが生んだ牡馬と
テールブロウ産駒の牝馬はセリに出していました。

週末には秘書からセリに出した馬たちが未勝利戦や、条件戦で勝利する報告が聞け、
皆がんばっているなと思う毎日を送っていたところ、驚く報告が入ってきました。

「せせらぎ牧場で誕生したテールブロウの子がクイーンCに勝ちました。」
重賞勝ちです。うちの子たちも捨てたもんじゃないなと思いました。
どこまで活躍できるか注目していたところ、その後立て続けにチューリップ賞、桜花賞を制し
GT馬になってしまいました。

結構複雑な気分でしたが、これでテールブロウの評価も上がるでしょうし、せせらぎ牧場も
有名になるから良しとしましょう。(正直、結構悔しいけど・・・)

2002.12.25
所有馬達が、条件戦でがんばっている週末が続く中で、突然急成長を遂げた馬がいました。
彼の名前は「ツメタイカゼ」、キタイノカゼ産駒の牡馬でした。
3歳春にデビューした彼は、条件戦で勝ったり負けたりを繰り返していました。
4歳夏までの彼の成績は8戦3勝、クラスは1000万下でした。

彼が4歳7月に1000万下条件戦(函館芝2600)に出走したら驚くべき事が起きました。
1番人気だったので期待して応援していたところ、5馬身差で圧勝しました。
所有馬の勝利に喜んでいると、調教師さんが興奮気味にある事実を教えてくれました。

「今のタイムは函館のコースレコードですよ。」

レコード?なかなか条件戦を卒業できない馬なのに?すぐには信じられませんでしたが、
もともと函館の芝2600mはあまりないので条件馬でもレコードがとれるのかな。
まぐれかもしれないけど、この調子で条件戦を卒業してもらいたいと思いました。

ともあれ、レコード表にツメタイカゼの名前が刻まれました。
函館:芝2600 2.38.8

次走は8月1000万下条件戦(新潟芝2600)、前走勝ちでは昇級出来ず再度同条件です。
レコード勝ち後の同条件です。当然のごとく1番人気、私も勝利を確信していました。
結果は期待どうりの圧勝でした。これなら条件戦卒業も遠くなさそうな感じがします。
余韻にひたっているとそこへまたも調教師さんが興奮しながらやってきました。

「今のタイムは日本のレコードタイムですよ。」
ええ〜、日本レコード?慌てて掲示板を確認すると、タイムは2.38.0
惚れ惚れするような強さです。(言われるまできずかなかったけど・・・)

どうやらツメタイカゼは本格化してきたのでしょう。1600万下クラスに昇級しましたが、
日本レコードホルダーに条件戦は似合いませんよね。格上挑戦する資格もあるでしょう。
こうして、かなり興奮気味に次走は京都大賞典(GU)に登録しました。

レース当日になると少しは冷静になってきて、やっぱりいきなりGUはやりすぎかなとも
思いましたが、なんとツメタイカゼは1番人気に押されていました。
さすが日本レコードホルダー注目されていますね。
結果は1着。着差はあまりなかったですが、堂々たる勝利でした。

重賞を制したとなるとやはり次はいよいよGT挑戦ですね。調子が落ちてしまったので放牧に、
放牧明けが楽しみです。

2002.12.26
せせらぎ牧場に安田千六さんが尋ねてきました。
安田千六さんは一頭の幼駒をみて「凄い素質を持っていそうですね」と絶賛してくれました。

フフフ、我が子の様にかわいがっている幼駒をほめられるとやっぱりうれしいものですね。
ただ安田千六さんがほめてくれた幼駒は、私も前から密かに期待をしていた幼駒でした。
なぜならその子は、以前セリに出してしまった、桜花賞勝ちをしたあの牝馬の全弟なのです。
お姉さんはその後、高松宮記念も勝利しGT2勝目をあげています。

ぜひお姉さんを超える活躍をしてもらいたいものです。

2002.12.27
所有馬から、また一頭GT馬が誕生しました。テールブロウ産駒です。
名前はクールブロウ、彼も条件戦を卒業するのには時間がかかりましたが、
4歳春、10戦目でオープン馬の仲間入りをしました。

5月、京王杯SC(GU)に挑戦しましたが、9着と惨敗。
いきなり重賞は厳しかったようです。次走はオープン戦に出走することにしました。
6月、テレビ愛知オープンに出走して圧勝。これなら重賞に挑戦してもいいでしょう。
そこで10月にスプリンターズS(GT)に挑戦しました。
4番人気ながら、素晴らしい走りをして半馬身差の3着でした。
惜しかったけど今後につながるレースでした。G1でもやっていけそうな感じです。

11月、地方GTであるJBCスプリントに出走しました。
最後の直線、父譲りの豪快な差し脚で快勝。初の地方GT制覇でした。

これでせせらぎ牧場の代表種牡馬であるテールブロウの評価もまた上がりますね。

2002.12.28
年末。せせらぎ牧場に喜ばしいニュースが舞い込んできました。
ヒシアマゾン産駒唯一の種牡馬テールブロウがなんとリーディングサイヤーを受賞したのです。

テールブロウが種牡馬入りして5年。GT勝ちした産駒はせせらぎ牧場生産馬から2頭。
他牧場生産場から1頭。計3頭。その他の産駒も順調に活躍してる証拠でしょう。
テールブロウは1流種牡馬の仲間入りをしたと言っても過言ではありません。

うれしいニュースはこればかりではありませんでした。
さらに、テールブロウにシンジケートを組む話が持ち上がったのです。
WP初代では、種牡馬入りする際にしかシンジケートは組めなかったのですが、今回は
種牡馬になった後でも成績がよければシンジケートが組めるみたいですね。

この時は浮かれすぎていて重大なことに気づいていませんでした。
翌年、せせらぎ牧場からテールブロウがいなくなったのです。
シンジケートを組んだので当たり前のことなのですが、かなりショックを受けてしまいました。
彼のために種牡馬施設を作ったのに・・・。

悲しいですけど、テールブロウの更なる活躍のためと前向きに捉えましょう。
やっぱり悲しいけど・・・。

2002.12.29
2月になりました。今年もまた熱いGT戦線が始まります。
今年は短距離、長距離ともに期待できるお馬さんがいるので非常に楽しみです。

短距離路線代表は、昨年、地方GTの覇者となりましたクールブロウ。
今年の初戦はフェブラリーS(GT)4番人気でしたが最後の直線で失速し14着と惨敗。
3月、気を取り直して高松宮記念(GT)またも4番人気。いやな感じがします。
やはり地方と中央ではレベルが違うのでしょうか?
しかし今回は最後の直線で見違えるような粘りを見せてGT2勝目を手にしました。

クールブロウの今後ですが、
フェブラリーS(GT)の惨敗を考えると彼にマイルは長すぎるようですね。
元々は安田記念目指す予定でしたが、変更して海外のGTを目指してもらいましょう。

長距離路線代表は、日本レコードの保持者であるツメタイカゼ。
初戦は阪神大賞典(GU)です。2番人気でしたが、他馬を寄せ付けずに圧勝。
天皇賞・春(GT)に向けていい形でスタートが切れました。
5月、満を持して天皇賞・春(GT)に挑みます。
最後の直線、3頭が壮絶な叩きあいを演じ、目が離せない展開となりました。
結果は惜しくも3着に甘んじましたが、素晴らしいレースでした。

彼の今後は、目黒記念(GU)から宝塚記念(GT)を目指してもらうつもりです。
彼ならきっとGTを制してくれるでしょう。期待してるよ。

2002.12.30
6月、せせらぎ牧場が誇るエース2頭がGTに挑みます。

まずは国内GT制覇を手土産に海外遠征を行うクールブロウ。
コークアンドオラリーS(英GT)に出走しました。彼の実力は海外でも通用するみたいで、
1番人気に押されていました。パドックでもなんだか堂々として見える気がします。

レースではいつものとうり後方待機です。しかし位置取りが悪かったのでしょうか。
ラスト4ハロンあたりからいつもなら素晴らしい差し脚を披露してくれるのですが、
今回は馬郡に包まれて抜け出せません。結局そのままゴール。13着に終わりました。

残念な結果ですが、差し馬ならこういうこともありますね、しょうがないです。
クールブロウには秋に備えて放牧に出てもらうことにしました。

次は天皇賞・春で激戦を繰り広げたツメタイカゼが宝塚記念に挑みます。
ファン投票では12位でした。投票してくれた人のためにもがんばりたい所です。
しかし最後の直線で、突然失速してしまい、8着に終わってしまいました。
距離も問題ないはずなのにどうしたのだろうと思っていたところ秘書から報告がありました。

「ツメタイカゼはレース後、歩様がおかしくなっていたので精密検査を受けるようです。」

翌週、調教師からの報告を聞くと骨折をしてしまったそうです。
どうやらツメタイカゼはあまり丈夫ではないみたいです。(放牧明けたった4戦なのに)
9ヶ月間の放牧に出すことが決定しました。
GTが取れそうだったので残念ですが、今は治療に専念してもらって、
来年に期待することにします。

2002.12.31
クールブロウは秋に国内・海外合わせて4つのGTに挑戦しました。
どこの競馬場でもかれは注目されているらしく、全て1番人気でした。
しかし結果は5着、2着、3着、4着と最後の一伸びが足りず、全て惜敗に終わりました。
ピークが過ぎてしまったのかもしれません。

年末、これまでの成績を認められ最優秀スプリンターを受賞しました。
調教師もこれ以上の活躍は難しそうと言っていたのでこれで引退です。
22戦7勝GT勝ち2回の成績でした。
これからはテールブロウの後継種牡馬としてがんばってほしいものです。

引退する種牡馬の中にメジロブライトがいました。
それを見た秘書が、「後継種牡馬がいないのが気がかりです」といっていました。
まさか、ノーザンテースト系の種牡馬がこれで絶滅なんてことはないよね?

翌年、ノーザンテースト系の種牡馬は1頭もいませんでした。





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